柴犬 癌

犬のガンを早期に発見・チェックすることはなかなか難しい?

現在、日本ではペットのガンが非常に増えているといわれており、実際に多くの犬たちがガンで命を落としているという現状から、ガンを早期発見し、早期治療を行うことが重要です。

ただ、多くの犬の早期ガンでは症状がない、早期ガンを見つけるための良い検査法がない、という理由から早期にガンを発見することは難しく、実際、進行ガンや末期ガンという状態でガンが発見されるというケースが多くなっています。




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ガンはある程度進行しないと症状が出にくい

犬の体調に変化が出てくるのはガンが大きくなったり、進行して転移したりしてからということが多くなっています。
そのため、ガンを犬の体調変化から早期に発見することは難しくなっているのですが、犬の外観の変化から発見できる場合はあります。

例えば、乳腺腫瘍においては、犬の皮膚からニキビのように飛び出ることがあり、その場合は数㎜大という小さな腫瘍であっても発見できます。
このように飛び出ず、皮膚の下に潜り込んでいる場合では触れて探り当てるしかなく、その腫瘍が小さいうちでは発見することは難しくなります。

犬自身に、その自覚症状は無く、また、その腫瘍が良性か悪性化の判断は飼い主にはできません。

次に、悪性リンパ腫においては、犬の皮膚近辺のリンパ節が腫れてくることがあるため、触れた時にその腫れを確認して、腫瘍を発見できることがあります。
ただ、皮膚近辺でなく、犬の体内のリンパ節や脾臓、腸管においてリンパ腫が増殖した場合では、触っても腫れが確認できないため、病状が進行するまで発見が難しくなります。こちらにおいても、犬自身に自覚症状はありません。

犬のガンをその症状から発見できないのであれば、検査でガンを発見するしかありません。

しかし、早期ガンを確実に発見できる検査というものは、現在ではまだ無いというのが現状です。
犬のガンを発見する検査には、まず、レントゲン(X線)検査があり、これは犬の体内の透過写真を撮影します。

このレントゲン写真の濃淡から、犬の体内の異変を見つけ出しますが、撮影によって放射線に被ばくします。
また、㎜単位という小さな腫瘍等の病変を見つけ出すことは困難であるため、早期のガンを発見することは難しく、見逃してしまうケースも多くなっています。

次に、エコー(超音波)検査があります。

これは犬の体内の様子をリアルタイムで観察し、体内の臓器の腫れ具合等を観察することで、体内の病変の状態を知ることができます。
このエコー検査は、レントゲン検査のような被ばくも無いことから、犬の身体への負担がほとんど無く、検査にも時間がかからないというメリットがあります。

そのため、高頻度で犬の体内を観察することが可能ですが、早期のガンにおける、犬の身体のどこかにある小さな変化を発見するということは難しくなっています。

次に、CT検査という検査では、犬の身体の広い範囲を一度に撮影することが可能で、しかも数㎜単位の小さな異常も確認することができます。
しかし、検査費用が非常に高額となり、検査できる動物病院が限られる、レントゲン検査よりも格段に多い放射線に被ばくする、撮影中は動かないように全身麻酔をかけなければいけない、といったデメリットもあります。

次に、MRI検査という体内の臓器の状況を非常に詳しく調べることができる検査があります。

しかし、撮影できる範囲が狭いので、運よく撮影範囲に腫瘍があればガンを発見できますが、早期のガンのように、ガンがどこにあるか絞り切れていない場合では、ガンの発見は困難となります。

さらに、MRI検査を行うには、全身麻酔が必要となり、検査設備のある動物病院が限定されてしまい、検査費用も高額となります。

次に、PET検査というガンを探し出すことに特化した検査があります。

この検査では、ガン細胞にブドウ糖に細工を施したものを取り込ませ、その後に特殊な装置で撮影することによって、ガンの場所を特定するという検査となっています。
しかし、PET検査において発見することげできなかったガンが、CT検査やMRI検査において発見されるということもあるため、確実性が高いとはいえません。

このように、犬のガンを早期に発見することはなかなか難しいというのが現状のようです。そのため、ガンの早期発見よりも、ガンを予防することに重点をおいた方がいいのかもしれません。




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