がんウイルスとは?【癌の原因:発がん性化学物質】



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癌ウイルスが原因で発症する様々な癌

がんウイルスとは、腫瘍ウイルスとも呼ばれ、数あるウイルスの中で腫瘍形成に関わっているウイルスであり、その多くはDNAウイルスまたはレトロウイルスとなっています。
そして、このがんウイルスがプロウイルス化した際に、がん遺伝子が活性化されるといわれています。

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世界で最初のがんウイルスは、ペイトン・ラウス氏によって、1911年に発見されました。

この時に発見されたがんウイルスは、ニワトリに肉腫を生じさせる濾過性病原体であり、このがんウイルスは後にラウス肉腫ウイルスと名付けられています。

このがんウイルスは、2本鎖RNAを持つレトロウイルスでしたが、ペイトン・ラウス氏はこの業績により、ノーベル生理学・医学賞を1966年に受賞しています。

このようにがんの原因となる遺伝子は、肉腫の「sarcoma」から「src」と命名されましたが、このsrcは後に、ウイルスだけではなく宿主のゲノムにも存在していうことが判明したため、科学者たちに衝撃を与えました。

現在では肝炎ウイルスが肝臓がんの主な原因であることがわかっています

がんウイルスが原因となるがんとしては、肝臓がんが有名ですが、以前までは過度の飲酒が原因といわれていました。
しかし、現在では肝炎ウイルスが肝臓がんの主な原因であることがわかっており、B型肝炎ウイルスであるHBVとC型肝炎ウイルスであるHCVが、代表的な肝炎ウイルスとなっています。

日本では、C型肝炎ウイルスによって発症する肝臓がんが特に多くなっており、肝臓がん全体の約70~80%を占めるといわれていますが、その一方で、B型肝炎ウイルスによって発症する肝臓がんは、肝臓がん全体の約10~20%となっています。

このように、日本における肝臓がんのほとんどは肝炎ウイルスへの感染が直接的な原因となっているのですが、肝炎ウイルスに感染してから実際に肝臓がんを発症するようになるまでには、長い時間がかかります。

その発症の順序としては、まず軽い肝炎が発生し、次に慢性肝炎へと病状が進行します。

その後、肝硬変が発生し、最後に肝臓がんを発症するのですが、ここまでで実に20~30年という長い時間がかかるのです。

このような肝炎ウイルスの主な感染経路は、性行為、輸血、母子感染、注射針の使いまわし等となっているため、学校での集団予防接種を受けた経験のある方、1992年以前に輸血を受けたことのある方は感染の可能性があります。

肝臓は「沈黙の臓器」と呼ばれるほど症状の出にくい臓器です。
そのため、一度も肝炎ウイルスの検査を受けたことのない方、前述の集団予防接種や輸血を受けたことのある方は、一度、肝炎ウイルスの検査を受けてみることをおすすめします。

子宮頸がんも、がんウイルスが原因で発症するがん

また、若い女性に急増しているがんである子宮頸がんも、がんウイルスが原因で発症するがんであり、HPV(ヒトパピローマウイルス)がその原因となるがんウイルスです。

このHPVは、イボ状の腫瘍である「乳糖種」を形成するウイルスです。
HPVが子宮頸部に感染すると、それが子宮頸がんへと進行することがあるのですが、この子宮頸部への感染は性行為が主な原因となっています。

そのため、性行為の経験のある女性であれば、年令に関わらずだれでも感染する可能性があります。子宮頸がんの検査には、精度の高い細胞診という検査があります。

そのため、毎年検査を受けていれば子宮頸がんの早期発見は可能であり、その後、医師の指示にしたがって経過観察を行えば、子宮頸がんの発症を防ぐことも可能です。
したがって、性行為の経験のある女性は、若年層のうちから子宮頸がんの検査を受けることをおすすめします。

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