彼女のお父さんは胃癌でした。家族の接し方。【体験ブログ】



家族

これは癌患者を抱える知人が話してくれた事です。

「私はお父さん(癌患者)の痛みを想像する事しか出来ないけど、病気と向き合わなければいけない辛さは共有出来るから」と話してくれた人が居ました。
彼女のお父さんは胃癌でした。

癌治療の大変さを話していた際に彼女がぽそりとこぼした言葉でした。
本人だけが我慢するのは可哀想だ、本人の痛みや気持ちを完全に理解する事は出来なくても、その痛みに寄り添う事が大事だと思う…

彼女はそんな事も言っていて、私はその話を聞いて素直に凄いと思ったのです。

周りの人間は本人と同じ感覚を共有する事はできません。

彼女の言う「痛み」とは(症状による)身体の痛みはもちろん、本人(お父さん)の心の痛みの事も言っていたのではないだろうかと思います。
確かに、周りの人間は本人と同じ感覚を共有する事はできません。

あくまで「辛いだろうな、苦しいだろうな」と想像する事しか出来ないのです。
しかしそれも、本人にしてみたら我々の想像の範疇を超える壮絶なものかもしれません。

私には以前考えていた事があります。
誰かが苦しむ時、周りの人はその苦しみが分かってあげられないからこそ、その姿をみて「代わってあげたい」と願わずにはいられないのかもしれない。

でも、それって極端に言えば、わからないから考える事を諦めるのと同じかな?と思っていた事がありました。

哲学的な話ですよね。
結局自分でも答えは出せず仕舞いでした。

必死に寄り添っている彼女の姿を見た時に余計に衝撃がはしったのかもしれません。

過去にそんな考えもあったので、心の底からお父さんの抱える痛みを理解しようと必死に寄り添っている彼女の姿を見た時に余計に衝撃がはしったのかもしれません。

正直、こんな人がいるんだ…と思ってしまった程です。
同時に病気や癌で苦しむ人の周りに彼女のような人がたくさんいればいいのに、とも思いました。

もし本当の意味で癌患者に寄り添う事が出来たら、本人が今一番して欲しい事やその時かけて欲しい言葉が手に取るようにわかるのかも知れません。
私も過去に身内で癌を患っていた人間がいました。

当時は自分なりに必死に本人と向き合っているつもりだったけど、彼女の話を聞いてそれもちゃんと出来ていなかったのではないか…と少し後悔するところがあります。
同じように癌患者を抱える方には自分自身が後悔しない為にも本人と、そしてその痛みとしっかり向き合って欲しいと思います。




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