癌 検診 体験談

私の乳がんの治療法は右乳房全摘・化学療法・放射線治療・ホルモン治療です。

「右乳房全摘手術」に関して書いてみます。
手術に関しては「全摘」でも、「生きていられるならば、受け入れなくちゃいけない」という気持ちでした。

私の場合は「左乳房にもがんを否定できないしこりがあります」と先生に説明をされていて、左乳房のマンモトーム生検(マンモグラフィー検査をしながら、がんが疑われる組織の一部を注射器で吸引して細胞診をする検査)をして、「左乳房に関しては良性のもので(乳腺維腺腫)、問題なし」と言われていたので、「両方の乳房を全摘するか・右乳房全摘・左乳房は温存」ということも考えられたので、その予想から左乳房だけでも残すことができるという結果には本当に嬉しかったです。

右乳房全摘手術とセンチネルリンパ節生検をして、「リンパに転移が認められた場合は、リンパも摘出することになるけど、センチネルリンパ節生検を実際にやってみないと分からない」と先生に手術の前日に言われました。

「リンパにも転移があって、リンパを全部取ったってさ」と言われて。

「リンパに転移がないと良いな」と思いましたが、明日になれば私の身体から、がんが取り除かれる」ということに関しては少し安堵した気持ちがありました。

手術当日の午前7時30分くらいに核医学検査室に行って、主治医からセンチネルリンパ節生検に使う色素を右乳房に注射され、8時15分に手術室へ入り、9時から手術が始まりました。
手術が終わって病室に戻った時、主人が「リンパにも転移があって、リンパを全部取ったってさ」と言いました。

私は「そうか・・・そうなんだな」と思いました。

手術後は夕食から食事が出ました。お腹の手術などではないので、すぐに元のように食べられました。

右側だから、お箸は普通に使えるのかと心配していたのですが、何も問題なく今までと同じようにお箸を使うことができたことが本当に嬉しかったです。

手術後のリハビリとしてベットに寝ながら、右手をグー・チョキ・パーと繰り返し動かしていました。

翌日からは歯磨きや洗面・ベットの上をコロコロで綺麗にしたり、なるべく意識をして右腕を動かしました。
右乳房は失ってしまったけれど、その代わりに「おっぱいよりも、もっとあったかくて、もっと良いもの」が手に入ったように感じました。

「それは何か?」と質問をされたら、「家族や恩師、主治医・看護師さんなど多くの人からいただいた励ましや、優しさ、愛情」だと思うことができました。
手術をしてから首からリンパ液や血液などを溜める袋を下げ、ポシェットに入れていました。

右腕を動かすのにも少しずつ慣れて、壁のぼり運動を頑張っていました。

私のベットの位置が4人部屋の窓際だったので、外の景色を眺めながら腕を上げる練習をしていました。
入院期間は9泊10日でした。入院中は「元気!歩けるし、動ける」と思っていました退院して自宅に戻ってみると思っていた以上に体力が落ちていました。

疲れやすくなっていて、何か動いた後は横になっていました。
何よりも主人と一緒に買い物に出た時には右胸をかばうように右腕を当てていないと安心して外に出掛けられなくなっていました。

私は「病院に入院をしている時はパジャマを着て、スリッパを履いていれば患者さんだと分かってもらえるから、周りの人も気を遣ってくれる。

だけど退院して洋服を着て歩いていれば、私が乳がんの手術をしたことは相手には分からない」と思いました。

その思いが「もしも、何かがぶつかってきたらどうなる?」という恐怖につながってしまい、右腕を下ろすことがなかなかできなくなってしまっていました。

それでも少しずつ右腕を下ろすように注意しました。主人に「何となく、右腕が義手の人みたいに見えるよ。普通に、普通に」と言われたことを覚えています。

手術後3週間くらいしてからは、ほぼ以前と変わらないように右腕も動かすことができたし、右腕で右胸をかばうこともしないで外出ができるようになっていました。




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