衣笠祥雄さんの場合は?【癌の芸能人・有名人】
衣笠祥雄さんが上行結腸がんで死去されました
2018年4月23日に元広島東洋カープの衣笠祥雄氏が上行結腸がんのため、4月23日に71歳の若さで死去されました。
なんと死去される数日前の19日にはプロ野球中継の解説をされており、その際の声の擦れ具合で衣笠祥雄氏の健康具合が心配されている中での訃報でした。
野球殿堂入りを果たした衣笠祥雄さん
「鉄人」の愛称で親しまれた元プロ野球選手であり広島東洋カープの代名詞ともいえる衣笠祥雄さん。
1965年に広島東洋カープに入団、その後もずっと活躍を続け、なんと1987年にはルー・ゲーリッグの持つ連続試合出場の世界記録2130を更新して「鉄人」と言われるようになります。
なんと、骨を折りながら試合に出ていたこともあるという、まさに鉄人、超人と言える野球界のスーパースターだったのです。
2~3年前から闘病生活を送っていた衣笠祥雄さん
前述の通り、17年連続全試合出場を達成し、計5度の優勝に貢献した鉄人の衣笠祥雄さんですが、2~3年前から闘病生活を送っていたようです。
なくなる数日前にプロ野球中継の解説をされていたように、ここ数年間は闘病の事を公表せず、仕事をされていたようです。
まさに鉄人といえるでしょう。
大腸癌(大腸がん)とは?
そんな衣笠祥雄さんが患った上行結腸がん(大腸癌)とは、いったいどんな癌なんでしょう。
癌は、さまざまな臓器の表面の皮(上皮)に発生する「上皮性悪性腫瘍」と、筋肉や神経組織などに発生する「非上皮性悪性腫瘍」に分けられますが、「大腸癌」は「上皮性悪性腫瘍」に分類され、この「上皮性悪性腫瘍」は癌全体の約90%以上を占めるといわれています。
「大腸癌(大腸がん)」の発生の仕方は2種類あり、正常な大腸粘膜から直接発生するものと、大腸粘膜の細胞から発生した後、腺腫(せんしゅ)という良性のポリープの一部が癌化してしまって発生したものがあります。
大腸はS状結腸、直腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸と多くの部位に分類されますが、癌の発生には偏りがあり、S状結腸と直腸において「大腸癌」全体の約70%が発生しています。
衣笠祥雄さんの場合は、大腸の部位の中でも上行結腸にできた癌との事です。
最後まで鉄人だった衣笠祥雄さん
なくなる4日、横浜スタジアムで行われたDeNA-巨人戦でプロ野球中継の解説を務めたのが、公の場に姿を現した最後になった衣笠祥雄さん。
体調を気遣い「代わりましょうか?」と関係者から打診されたものの、仕事への強い意欲を示し、続行し続けた衣笠祥雄さん、まさに最後まで鉄人という名に相応しいかたでした。
心よりご冥福をお祈りいたします。