私は半年前に乳がんを経験した48歳の主婦です。【体験ブログ】
癌検診から3か月後、お風呂で体を洗っている時に胸にしこりが・・・
私は半年前に乳がんを経験した48歳の主婦です。
40歳を過ぎてからは毎年がん検診を受けていましたが、今年のがん検診も異常なしでした。
私はすっかり安心して「もうがん検診なんて受けなくていいかも」などと思っていたくらいです。
ところががん検診から3か月後、お風呂で体を洗っている時に胸にしこりがあることに気が付いたのです。
絶対おかしいと思い、私は次の日に病院へ行きました。
病院の先生もこれは怪しいというので、すぐに針生検というしこりの一部に針を刺して取り出す検査をしました。
そして検査結果は乳がんだったのです。しこりの大きさは9ミリとまだ初期の状態で、ほかに転移はなくステージ1の状態でした。早期発見です。
その日、私は病院で偶然昔の同僚と出会いました。彼女も乳がんだったのです。
彼女はしこりに気が付きながら、なかなか病院に来なかったというのです。
そしてちょっとグズグズしている間に、がんは転移してしまいました。
ステージは4です。
しこりに気が付いて次の日に病院で検査した私と、数か月たってから検査した友達とではステージ1とステージ4の差になりました。
ステージ1の生存率は98%で、ステージ4は40%ほどです。
がんにとって即行動がいかに大事なことかおわかりになりましたか?
あなたやあなたの家族にしこりがあったら、今日病院に行ってください。
今日です。
夜に発見したのなら明日必ず行きましょう。
人間って後回しにすると、どんどん足が遠のいてしまうものです。
後で「あの時、病院に行っておけばよかった」なんて思っても、もう遅いのです。
私は翌月に手術を行い、手術の2日後には退院して自宅へ帰りました。
何という早さでしょう。
自分でも驚きましたが、乳がんは医療が進んでいるので早期発見すればほぼ完治に近いそうです。
ステージ4の友人は20日以上入院すると言っていましたが、その後会っていないのでどうなったのかは分かりません。
この頃ちょうど海老蔵の奥さん麻央さんが、乳がんのステージ4で無くなりました。
私は怖くて友人に連絡先を聞くことが出来なかったのです。
私は退院当日から、家事をこなし普通の生活が送れました。
次の日にはパソコンを使っての事務仕事もしていました。こうしてまた普通に生活していることに感謝しながら「もう少し病人でいたかったかな」なんてバカなことも考えてしまいました。
退院して3週間後、傷口がふさがった所で今度は放射線治療が始まりました。
放射線治療は専門の病院まで通わなくてはなりませんでした。
治療は連続して25日間、毎日同じ時間に行います。
土日は休みでしたので「えっ平気なの?」などと思いました。
初めて5日目位から肌が赤くなり始めて、20日には日焼けしすぎた肌のように真っ赤になってしまいました。
あと5日もあるのかと嫌になりましたが、なんとか25日間の治療が終わりました。
先生に肌が普通に戻るのには半年から2年位掛かると言われてビックリ。
「日焼けしたって1ヶ月もすれば治るのに」と、おじいちゃんの先生をいじめてしまいました…。
私は今後、ホルモン治療薬を5年から10年間飲み続けます。
がんは手術して終わりではないのです。
ですが、早期発見した私の闘病生活はとても楽な方でした。
半年たって放射線の後はだいぶ消えましたし、抗がん剤治療も無かったので髪の毛もふさふさです。
がんは早期発見できれば治る病気といわれています。
即行動した私がこうして何事も無かったように普通に暮らしているのはそのおかげです。
ですから異変に気が付いたらとにかく「今日病院に行きましょう」それが私からあなたへ送る言葉です。
即行動が運命を変えるのです。