食道癌後遺症のダンピング後遺症に。【体験ブログ】
通常の癌検診では、食道癌発見できませんでした。
2014年の正月おせち料理を頂いているときに、食物の飲み込みに違和感をかんじました。
なぜか飲み込みが悪く、なにかに引っかかっているような感じでした。
お酒等の飲料は違和感なく飲み込みできました。
その後何日かしてから、職場の帰りにステーキ店のサービス権があるとのことで、店に足を運びました。
そこでお肉を良く噛んでの煮込んだところ、食物が喉に詰まりさらに呼吸ができなくなりました。
しばらくすると食物が下り呼吸も回復しました。
それからその店では、細かく切ってから口に運ぶようにし難を逃れまた。2014年2月初旬に地元自治体主催のがん検診を受信しました。受診科目は、肺・胃・大腸・前立腺でした。
結果は一ヶ月後に送付されることになっています。
2014年2月中は、継続受診している心療内科の主治医に相談してみたら、癌検診結果をまってから行動しようとのことでした。結果が送付されてくるまでは、大きな食へんを口に運ばず、細かく切った食へんを食べて凌ぎました。
検査一ヶ月後(2014年3月初旬)に検査結果が送付されると受診科目すべて「異常なし」でした。
その検査結果を前記の心療内科の主治医に診てもらったところ、食道・胃の内視鏡検査をしてみようと受診して頂きました。
地元の総合病院で診察するための紹介状を頂き、受診することになりました。
担当の先生に症状を告げると3月末まで内視鏡予約はとれないとのことでした。
徐々に飲む込み機能が落ちてきました。
前記の心療内科の主治医に相談すると他に内視鏡検査を実施してくれる病院を紹介していただき、翌週には内視鏡検査・検査結果を頂きました。やはり食道に腫瘍がみつかりました。
胃の癌検診映像をよく見ると胃には問題がないが背中側に腫瘍が・・・
前記の心療内科の主治医に相談したこところ早く行動しなさいとのことで、内視鏡検査結果と検査データのCDを持って、地元の総合病院に予約外で診察をしてもらいました。
地元の総合病院担当医はCTスキャン検査をその日中に実施してもらい、食道に腫瘍があることが分かりました。
胃の癌検診映像をよく見ると胃には問題がないが、食道は背中にあるから気が付かなかったと笑っていました。
自身でも胃の癌検診映像をみると変色しているような部分がありました。
さらにその地元の総合病院では食道癌の手術はできないから、出来る病院を紹介すると言われました。
東京大学医学部付属病院か慶應病院か選択してくれとのことでした。
前記の心療内科の主治医に相談すると「東大」と即答されました。地元の総合病院担当医から東大病院への紹介状を頂きました。
東京大学医学部付属病院なら大丈夫!
紹介状、検査結果CDデータを持ち、予約外で外科外来を受診しました。
心配している家族も同伴しています。
1時間足らずで名前を呼ばれ診察室に入りました。
私と同じくらいの年齢の先生が、事前にデータを診て頂いていましたので、残念ですが食道癌です。
手術して摘出することになりますと診断されました。
その先生はインタネットで検索すると胃・食道外科の教授の先生でした。
その後内視鏡・CTスキャン・各種エコー検査・耳鼻咽喉科・額外科の検査して再診の日がやってきました。
今まで勤めていた職場に相談し、手術になりそうであることを報告しました。
もちろん前記の心療内科の主治医にも報告しました。
手術日は4月1日(エイプリルフール)でした。
そのころ(2014年3月中旬)からは固形物は食ぜすにアノムという液体の栄養ドリンクを1日6袋飲んで体力が低下しないようにしました。
そして入院日3月30日がやってきました。
入院前にもしものことがあったらとのことで、親しい人や職場の連絡先を書き残しておきました。
麻酔を注射されると深い眠りに入り6時間後の目が覚めると・・
手術予定は、7時間~8時間の大手術とのことでした。
8時に家族が集まりました。
ひょっとしてこれで最後かと微かに思いました
。東大病院の手術室は当時左右に11箇所あり、一箇所の手術室は学校の教室くらいの広さでした。私一人の手術に12~13名も医師・看護師さんがいらっしゃいました。
そして麻酔を注射されると深い眠りに入り6時間後の目が覚めて、手術は成功したと告げられました。
その後、ICUや一般病棟で3週間して退院になりましたが、30%の人が掛かる後遺症が残りました。
ダンピング後遺症との共存
食道と胃の一部を摘出したため、小腸に大きな負荷がかかり、ダンピング後遺症がのこりましたが、早い人とで3ヶ月、遅い人だと5年以上経過しても改善されないとのことでした。
食後1時間から90分からは臥床してお腹の痛みが治まるまで待ちます。
手術から2年10ヶ月経過しましたが、未だに食後は1時間程度の臥床を余儀なくされています。
フルタイムの仕事はできないので、前職は退職し在宅勤務可能の仕事をする現状です。
後遺症は生活の一部として生きていきます。