樹状細胞とは?【免疫細胞の種類】



免疫細胞の連携の中で、司令塔の役割を果たす樹状細胞

樹状細胞とは、哺乳類の免疫系の一部を担っている、抗原提示細胞として機能する免疫細胞の一種です。
がん化した細胞、ウイルスが感染した細胞、体内に侵入してきた細菌などは人間の体内で異物として免疫細胞に発見されます。

このような異物は免疫細胞に発見された後、排除されますが、その際に免疫細胞は緻密に連携しあい、各々の役割を分担しながら働いています。

その免疫細胞の役割としては、「異物への攻撃」、「免疫細胞の仲間を元気づける」、「がん細胞を発見し、その情報を伝達する」といったものがあります。
樹状細胞は、このような免疫細胞の連携の中で、司令塔の役割を果たしており、樹状細胞ががん細胞に出会った場合、そのがん細胞を食べて、その断片を自らの表面に提示します。

その後、樹状細胞は体内のリンパ球にがん細胞の特徴(目印)を教えるので、リンパ球はがん細胞を識別できるようになるのです。

人間の体内では、毎日、5,000個程度の細胞ががん化していると言われています。

しかし、これらのがん細胞は免疫細胞が排除しているため、がんが顕在化するということはありません。
ただし、がん細胞は自身ががん細胞であるということを隠す場合がありますので、その場合は免疫細胞の攻撃から逃れ、密かに増殖してしまいます。

こうなった場合、樹状細胞が前述のように、がん細胞に特徴的な目印を付け、それを標的としてがん細胞を攻撃するという「特異的免疫」ががんに対する抗腫瘍効果を発揮します。

その具体的な作用としては、まず、樹状細胞が貪食と呼ばれる、がん細胞の残骸等を見つけて食べることを行い、がんの目印を入手します。
がんの目印を入手した樹状細胞は、司令官としてリンパ球にがんの目印を教え、がん細胞を攻撃するように指示します。

こうしてがんの目印を教わったリンパ球は、がん細胞を攻撃するのです。

現在、樹状細胞として知られる細胞のうち最初に発見されたのは、1868年にドイツのポール・ランゲルハンス氏によって表皮で見つけられたランゲルハンス細胞です。

このランゲルハンス細胞は、樹枝状の分岐した突起を持っていました。

そのため、当時は神経細胞の一種と考えられていたようです。
1973年、米国のラルフ・シュタイマン氏が脾臓でマクロファージとは異なる樹状突起を持つ新規の細胞として、ランゲルハンス細胞を同定しました。

1974年にはこれに続いて、カイザーリング氏が胸腺で相互連結性嵌入細胞を同定しました。

そして、1978年にはエリザベス・ホフシュミット氏が輸入リンパのベール細胞を、1981年にはデレック・ハート氏が結合組織の中に間質性樹状細胞を同定していますが、ここにあげた全ての細胞が骨髄の前駆細胞に由来することが確認されています。

網内系学会ではこれらのことを受けて、1982年、樹枝状の突起をもつこれらの細胞に類縁関係を認めて、樹状細胞群の細胞としてまとめることが提唱されました。

現在では、これらの細胞はマクロファージと類縁関係にあると考えられているとのことです。

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