健康診断で発覚した乳癌で温存手術を受けました。【体験ブログ】
30歳で乳癌が発覚。温存手術or全摘出手術で悩んだ私の決断。
私が乳癌が見つかったきっかけは30歳の年に当時所属していた会社の健康診断を受けた時に要再検査の通知がきたので健康診断を受けた施設に再検査に行きました。
そこでははっきりとした病名を言われる事はありませんでしたが治療が必要になった場合に通院などになった時仕事場と近めの場所で良い乳腺専門医の乳腺クリニックが良いと言われました。
紹介状と資料を出してもらい仕事場と近い専門医の乳腺クリニックに行き受診をする流れからです。
私の場合は健康診断の半年ぐらい前から胸がちくちくするような痛みと片側の胸から血の混じったような分泌物が少し下着に滲む事がありました。
始めはどこかかぶれたり、掻きむしってしまっての血の混じった汚れかと思ったのですが片側の胸の乳腺から出ているので何か病気なのかな?という自覚症状で思い当たる症状でした。
気になる症状はあったものの恥ずかしい場所と大きい病気にまだ29歳、30歳でかかるなんて稀な事だろうしなと軽視していた部分があったと思います。
新たにマンモグラフィー、レントゲン、触診をした結果・・・
乳腺クリニックを受診して健康診断の結果をみて新たにマンモグラフィー、レントゲン、触診をして頂きました。
この乳腺からの血の混じった分泌物は出ているのは良性の腫瘍で乳管内乳頭腫という病名だという事が分かりました。
初回の時にセカンドオピニオンや他に行きたい病院あったらそちらも行けますよと言われましたが検診の再検査の先生と乳腺クリニックの先生と2人の先生の目に診てもらったので納得してこの病院で継続してみて貰う事を私は希望しました。
またこの時に外来の受診中に局部麻酔をして細胞を数ヶ所注射器の大きめのもので取って検査をしてこの結果はグレー判定ですとはっきり白でも黒でもないという内容を説明されました。
そこで私の主治医の先生から「乳管内乳頭腫の切除手術を今後するのでその時に一緒に生検をしたい」と言われて私もお願いしました。
初期の乳癌だと発覚して。
乳管内乳頭腫瘍の手術の前日入院を含めて5日ぐらいでの入院期間でこの時の検査結果が出て初期の乳癌だと分かりました。
私の場合は浸潤性乳癌と非浸潤性乳癌が小さいものが多く混在していて基本的には全摘の手術を薦めるタイプだけれども結婚して半年ぐらいの時で将来子どもも持ちたい気持ちもある事も伝えて先生が一緒に考えてくれました。
私はもともと胸が大きい方だったので先生に
「温存手術をする場合、切除範囲が大きいので通常より温存手術をした後の胸の大きさよりは小さくなりますがまだ結婚して間もなくの状況と若年齢の若さだし胸の大きい方だから切除範囲は大きいけれど温存でも出来るかもしれない」
と言われて私も30歳で突然片側の胸を全摘する勇気はまだすぐには持てず温存手術をしてみて様子をみてもしそれでは再発したり転移する時に全摘も致し方ないと思えるようになり、乳癌の最初の手術は乳管内乳頭腫瘍の手術から10日後に再入院して乳癌の温存手術を受ける事になりました。
私が乳癌と言われて一番最初に聞いたのは「命にすぐ関わる状況ですか?」と聞きました。
私の場合は初期でⅠ期の1cm未満の浸潤性乳癌でしたが脇の下のリンパ節転移はなかった状況でした。
主治医の先生が良性の手術の時に生検をしたいと言ってくれたおかげで早い段階で病気が見つかったので私は主治医の先生のおかげで癌が見つかったと思っています。
私の通った乳腺クリニックの先生は県内で乳癌の手術件数が一番多い総合病院に以前いた先生でその後にクリニックを開院し実際私の手術もクリニックでは出来ず、先生が以前いた総合病院で行いクリニックの先生に手術の時に来てもらい執刀してもらいました。
癌がわかって大きい病気に29歳でなり驚きましたし、ショックでしばらくは大泣きした日々でしたが沢山泣いた後は少しずつ前向きは気持ちに変化していきました。
そして治療を頑張る気持ちに少しずつですが切り替わっていきました。