霊芝 癌 効果効能

「夢のがん制圧剤」とも言われる霊芝

「霊芝」とは、マンネンタケ科に属するキノコの中国名であり、日本では、乾燥した霊芝は腐ることがないということから、「万年茸」と呼ばれています。
「霊芝」は、人工栽培の方法が確立されるまでは、自然の環境では生育しにくいという特徴から、非常に希少性の高いキノコでした。

また、「霊芝」は、全体がまるでコルクのような質感となっていることから、一般的なキノコとは違い、そのままでは食用に適さないという特徴もあります。

「霊芝」は、北は北海道から、南は九州まで、日本全国で広く栽培されていますが、日本における「霊芝」の半分以上を生産しているのが、富山県、岐阜県、長野県、静岡県、新潟県等の中部地方であり、その中でも長野県は全国トップも生産量を誇る「霊芝」栽培県となっています。

この中部地方に続いて「霊芝」の栽培量が多いのが、和歌山県、奈良県、三重県、大阪府、京都府等の近畿地方です。

その中でも紀州梅で有名な和歌山県においては、梅の木を使用して栽培した「霊芝」を「古梅霊芝」としてブランド化しています。この栽培地方の違いによる、「霊芝」の成分的な品質の違いは、今のところ確認されていないようです。

免疫機能を高めることで、がんの予防やがん細胞の増殖を抑制する霊芝

「霊芝」は、様々な病気に効果があるとされていますが、現在一番大きく取り上げられているのは、がんへの効果であり、元がん研付属病院医長の陳瑞東医学博士は、自らの著書の中で、「霊芝は夢のがん制圧剤だ」と書いています。

現代の薬理の研究によって、「霊芝」には、「β-グルカン」をはじめ、「マグネシウム」、「カリウム」、「ナトリウム」、「鉄」、「銅」、「亜鉛」等の有効成分が豊富に含まれていることがわりました。

その中でも、免疫機能を高めることで、がんの予防やがん細胞の増殖を抑制するといった効果が期待できる「β-グルカン」は有名です。
また、「霊芝」にはそれ以外にも、「トリテルペン」という、「β-グルカン」の吸収を補助し、血流を良くして血圧の安定化に作用する成分や、「有機ゲルマニウム」という、優れた抗酸化作用を持つことから、様々な生活習慣病の改善・予防に効果的であるといわれている成分等が豊富に含まれています。

その他にも、「エルゴステロール」という抗がん作用を持つ成分や、老化の原因になる活性酸素を除去する働きのある「アミノ酸(ロイシン、リジン、フェニルアラニン等15種)」等も豊富に含んでいます。

「β-グルカン」による制がん作用は化学薬品のように、がん細胞を直接攻撃するものではなく、マクロファージやNK(ナチュラルキラー)細胞などをはじめとする免疫細胞を活性化させることによって、その結果としてウイルスやがん細胞などを消滅させる、という仕組みになっています。

「β-グルカン」の摂取による抗がん治療では、毒性や副作用の心配がないとされています。

このように、「β-グルカン」はがんの発生や増殖を、身体の免疫機能を高めることで抑えるため、「β-グルカン」の摂取による抗がん治療では、毒性や副作用の心配がないとされています。

そのため、「霊芝」の多糖類、「β-グルカン」抗がん剤の開発材料として、現在最も注目されている成分の1つとなっています。
通常の抗がん剤治療において、がんを可能な限り徹底的に攻撃するため、抗がん剤は副作用の耐えられるギリギリの量まで投与するというのが一般的な考え方となっています。

抗がん剤の投与量を少なくできる「霊芝」

最近の研究結果の報告で、「霊芝」を抗がん剤と併用すると、抗がん剤単独による治療では効果が出ないような低用量でも十分な抗腫瘍効果が得られるということが示されました。

これにより、抗がん剤の投与量を少なくでき、副作用を小さくすることができるようになると考えられています。

また、がん患者の多くは血液の粘度が高く、採血した血液が凝固しやすい傾向にあるため、がんは血液の流れが原因ともいわれています。

「霊芝」を摂取すると血液の粘度が低下するということが確認されているため、脾臓の働きを改善する効果もあるのではと期待されています。

がんは昔のように「不治の病」ではなくなっていますので、確率的にかなり身近となったがんと、いかに生きるための希望を失わずにつきあっていくかが、現代のがん治療の根幹になっていると思います。
がんの治療を受けながらも、食欲・体力を失わずに、人並みの生活をおくっていきたいという想いを助けるものの1つとして、「霊芝」の摂取を試してみることをおすすめします。




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