大腸癌 祖母

私の母が、末期の胃癌と診断されたのは2008年3月でした。

母は、以前から時々胃に痛みがあったようで、市販の胃薬を常備していたようでした。

異変を感じるまでは、薬を飲めば治まっていた胃痛が、2008年の年明け頃、家族が帰省で集まっていた時も、家族に痛みを告げないで一人で絶えていたようでした。

その時、母は今までと違う異変を感じたとのことでした。

胃痛を誤魔化しながら、しばらくパートの仕事を続けている間に、便通も悪くなっていたようです。
3月初め頃、私(娘)が久しぶりに里帰りした時、とても顔色が悪い母に築き、とても心配していた矢先、その日の食後に嘔吐した為、病院へ行くように伝えました。

医師の診察で腸閉塞を起こしていることが分かり、緊急入院が必要だということでした。

最初は直腸癌の可能性を指摘されましたが、精密検査を進める中で、結果、余命宣告と末期の胃癌だと診断されました。

家族の心情としては、これまで大病知らずな母親だっただけに、ショックは大きかったです。
どうしてもっと早く気づいてあげられなかったのか悔やまれました。

また、実家を離れず一緒に生活していればよかったとも思いました。

当時は、まず腸閉塞の処置が必要ということで人工肛門の手術が行われました。
体重が激減した小柄な母に、胃の手術を行うことは負担が大きいと言われ、そのまま抗がん剤治療を進められました。

入院中は点滴で、自宅療養中は錠剤を飲むことでした。

私達は、あまり癌の治療について知識もなく抗がん剤治療を選択しましたが、転移がなかったのなら体力の回復を待って手術という選択もできたのではないかという思いも、後に感じることはありました。

母は、味覚障害や髪が抜けるなど副作用に耐えながら抗がん剤治療を続けました。
一時、完治したみたいに元気を取り戻し、食事も制限なく何でも食べることができ、以前より体重も増えて喜ぶ時期もありました。

でも、抗がん剤=延命治療であり治ったわけでなく、入退院を繰り返しながら薬が少しずつ強くなるだけでした。

身体にも水が溜まり痛みが増すばかりで、嘔吐を繰り返したり、幻覚をみたり、食欲もなくなり会話も減っていきました。

最終的に科学治療では限界ですと言われた時は、3年が過ぎていましたので余命より長く延命できたのですが、今思うと延命治療が良かったのかどうかわかりません。

癌の付き合い方について、薬が効けば延命できますが、苦痛に感じるなら、ホスピス緩和ケアーなど選択することもよいと思います。




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