癌 検診 体験談

30代後半からなんか虫の予感がして常に乳がんを意識してました。

近所の病院で、1年に一回、もしくは一年半に一回乳がん検診を受けていた私は、ある時信じられない出来事に直面しました。乳がん・ステージⅢです。
30代後半からなんか虫の予感がして常に乳がんを意識し、乳腺ドックでマンモグラフィー、同時に超音波検査を受けてきました。

40代はじめの暑い夏の日。私は普段より異常に多く汗をかきました。
掃除しているだけで汗が顔から滴り落ちてきます。

それは暑さのせいと思い、特に気にしませんでした。

しかもちょっと走っただけで息切れで倒れそうになるのです。なんか変だなあ…。
そう思った私は、乳がん検診を受けに行きました。

私は数年に一回乳がん検診に行っているし、絶対大丈夫。
もしなったとしても非浸潤がんのうちに対処すればいいのだから…と思っていました。

マンモグラフィーの検査を終え、次は超音波です。また毎度のようにすぐに検査は終わってはいお会計~と信じていました。
昨日は母と「お金がなくても健康が一番だよねー」と話していたばかりです。

検査中私は、ぽけーとしていました。

超音波検査をしてくれた医師のほかに、別の医師が私の乳房を確認。

やはり影があるとのこと。はっきりとがんですとは言われなかったため、私は「ん?嚢胞かなぁ?なんだろう?早く終わらないかなあ。」と誤解していました。

あっけらかんとしている私にその医師は、疑いがあるんだよと、がんとわかるように遠回しに告げてくれました。

ひとりで聞くにはとてつもなく重たい言葉でした。
いわれるがまま精密検査をして、頭がぼーっとなりながらとぼとぼと帰りました。

結果が出るまでの二週間、私は一生懸命こどもと遊びました。

上の子は中学二年生でもう大きいのですが、できる限り思い出を作ろうと私は家事もしないで夢中で一緒に遊びました。
動物をかわいがったり、電車に乗ってイベントに行ったり。お母さんが入院するかもしれないということを話しながら。

その結果がでる二週間後のことです。私はまたひとりで同じ病院を訪れました。
結果は思った通り最悪なものでした。

もしも間違いであったら…、お願い!そしたらどんなに安心することか。
でもそのわずかな期待は見事に裏切られました。

そのときは、手術、抗がん剤(この時点では確定ではありませんでしたが)と医師から告げられたことだけは覚えています。

ですが、がん告知で頭が真っ白になり、細かいことはあまり覚えていません。

一瞬きちがいのようになってわめいてしまいました。
紹介状をもって手術ができる大きな病院へ移りました。

全摘手術、放射線治療、そして現在はホルモン治療を受けています。

最初にがんを見つけてくれた近所の病院で、今後の治療法が決まる血液検査も受けました。
その結果がでるのに時間がかかり、病院を変わってから細かい治療法が決まりました。

私の場合は抗がん剤ではなく、ホルモン剤がきくタイプのがんということがわかりました。

私が今飲んでいるホルモン剤は、「ノルバデックス10mg」です。

この薬の副作用はさまざまで、私の場合は飲み始めてから3か月間はとっても気分が落ち込んでいました。
手術を受けた大きな病院の緩和ケアに訪れ、落ち込んで一時間も泣きわめいたこともあります。

その間、わたしをひとりにしてくださったり、そばにそっと付き添ってくださったり。
病院の皆さんには本当に迷惑をかけています。

もし、このノルバデックスを飲んで私のように気分が落ち込んでいる方がいたら、3か月は辛抱していただきたいと思います。そうすると、ノルバデックスを飲んでいてもしだいに
徐々にではありますがちょっとだけ明るくなれます。そして心の底から笑える日がやってきます。

私は乳がん患者で全摘手術をしています。

ですが、今は自分の足で歩いて自分の口でものを食べることができるのです。
そう考えて落ち込むのは少なくしていこうと思っています。

自分が健康というありがたみは、それを失ってからとても強く実感できます。

もう私は健康ではありませんが、今は生きている幸せを手にしているのは確かです。

一日一日、感謝しながら大切に過ごしています。”




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