末期の胃癌の叔母の治療と看病。【体験ブログ】
叔母が発症した胃がんについて書いていこうと思います。
私の家系は前回も言った通り本当にがん患者が多く、様々な癌にかかって1か所にとどまらず癌細胞が転移する場合が多いです。
ちなみに叔母は末期の胃がんでした。
母の時はまだ早期発見でしたので手術すれば治るレベルでしたが、叔母の場合、聞いた話によると胃が長期にわたって酷く痛むのと、滅多に体調を崩すことがないのでおかしいと思い病院へ駆けつけたところ既に末期の胃がんにかかっていたとのことでした。
検査内容は血液検査やX線検査、内視鏡検査などを半日かけてやり、詳しい検査結果をその日に出してもらったそうです。
しかし末期と言う事もあり、余命宣告もされ、ショックを超えて声が出なかったそうで息子3人を残しこの世を去ることが怖いと言っていました。
私の記憶では叔母は叔父と一緒にコンビニを経営していて、店長を務めていました。
母親とたまにコンビニに顔を出しに行くたびに胃が痛いと言っていたので珍しいなとは思っていましたがまさかこのような末期の胃がんにかかっているとは思ってもいませんでした。
それからは病院を転々としながら闘病生活をし手術も3回ほど繰り返しましたが癌の転移が止まらず最後は大腸がんと心臓疾患にまでかかり、完全に寝たきりでした。
治療法もがん患者の中でも強い抗がん剤治療と放射線治療の繰り返しで髪は抜け落ち、見違えるほどガリガリに痩せ細り、話す体力は勿論、目はつぶったままで息をする事すら辛そうでしたし苦しそうな呼吸をしていたのを覚えています。
そんな中で私の母がよく看病に行っていたのですが話しかけたり、手を握ってあげたり、頭を撫でてあげたり、目は瞑っていても声はちゃんと聞こえている方と言ってスキンシップをとっていました。
母もがん経験者なので癌患者の気持ちがよくわかるのか、慣れた手つきで看病していました。
しかし、死は覚悟していたのですが最後お母さんに叔母さんのお見舞いに行こうと2人で病院に向かっている際、病室に入ろうとした瞬間叔母は息を引き取りました。
お見舞いに来たつもりだったのに、まさか逝ってしまうとは想像もしておらず息子たちも駆けつけ皆泣いていましたし、叔母の顔を見てみると今までは流さなかったのに息を引き取った後、涙を流していました。
この件を通して思わされたのは、健康診断は勿論ですが少しでも体調が悪い日が続いたり、異変を感じたら病院へ行かなければならないと思いましたし、健康は自分の為だけではなく周りの為にも健康でなければならないなと感じました。