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他のあらゆるがんに骨転移の可能性があります。【骨腫瘍・骨肉腫】

人間の骨に発生する悪性の腫瘍のことを「悪性骨腫瘍」といい、その種類は、他の部分に発生した悪性腫瘍が転移してきた「続発性悪性骨腫瘍(転移性骨腫瘍)」と、骨そのものから発生した「原発性悪性骨腫瘍」の2つに大きく分類され、それぞれにおいて病態が異なります。

「続発性悪性骨腫瘍(転移性骨腫瘍)」は、「原発性悪性骨腫瘍」と比較すると、その発生頻度が高くなっており、「悪性骨腫瘍」全体の9割以上がこの腫瘍に該当している状況です。

「続発性悪性骨腫瘍(転移性骨腫瘍)」は、他の臓器等に発生した悪性腫瘍が骨に転移したものですが、他のあらゆるがんに骨転移の可能性があり、そのなかでも特に転移のリスクが高いものとして、甲状腺がん、前立腺がん、肺がん、乳がん等が挙げられています。

「原発性悪性骨腫瘍」は、きわめて稀ながんで患者数も少ない、手足や背骨等、骨そのものから発症する悪性腫瘍であり、さらに、その発生の仕方によっていくつかの種類に分かれています。

「骨肉腫」は、「原発性悪性骨腫瘍」のなかではもっとも患者が多い病型

「骨肉腫」は、「原発性悪性骨腫瘍」のなかではもっとも患者が多い病型であり、がん細胞自体が骨を作ってしまうという病気で、発生部位としては、上腕骨付近、膝関節や脛に多く発生します。
日本全国では、年間約200人前後が発症するといわれており、その発症年齢は若年層である、10代が最も多くなっています。

また性別でみてみると、女性より男性の発症が多い傾向にあります。
「軟部肉腫」は「骨肉腫」の次に発症が多くなっており、骨盤や肋骨、大腿骨や上腕骨に多く発生します。

30代以上に多く発症し、「骨肉腫」と比較すると転移が少なく、進行がゆっくりです。

「ユーイング肉腫」は、骨盤や手足の付け根近くの骨、肋骨等に多く発症します。



進行が速い、悪性度の高い種類のがんであり、10~20代の若年層の多く発症します。
これら以外にも「原発性悪性骨腫瘍」には、「悪性線維性組織球腫」、「脊索腫」、「血管肉腫」等の様々な種類があります。

「原発性悪性骨腫瘍」の検査では、まず、通常の問診から始まり、いつからどのような症状があらわれたか、症状の変化はどうか等を質問されます。
その後、視診によって実際に患部を見て確認し、触診によって患部に直接触れて、腫瘍の形や大きさ、硬さ、熱感、痛み、リンパ節の腫れを確認します。

次に画像検査が行われ、この検査にはいくつかの種類があります。

「単純X線写真検査」では、骨のどの部分にどのような変化が生じているかを確認します。
「胸部X線写真検査」では、肺転移の有無等を確認します。「コンピューター断層撮影(CT)検査」は、X線を使って、体の輪切り像を描き出す検査で、「磁気共鳴検査(MRI)」も、磁石の原理で体の輪切り像や、前後左右に縦割りにした縦断像等を描き出します。

CT検査もMRIもX線写真ではわかりにくい、体の深部に発生した腫瘍の位置や大きさ、石灰化の有無等の特徴をみるために重要な検査となっています。

「血液検査」では、貧血の有無や程度、炎症の程度等を調べます。

また、腫瘍が作り出す特殊な酵素や抗体等である腫瘍マーカーも調べますが、今のところ、「原発性悪性骨腫瘍」だけの特徴的な腫瘍マーカーはないようです。

「悪性骨腫瘍」や「骨肉腫」の検診等を実施している自治体というのはなかなか無いようなので、自己負担で検査を受けるのが中心となるようです。
その費用例ですが、例えばCT検査やMRIだと、約12,000円~22,000円ほどかかるようです。

以前は骨腫瘍や骨肉腫の患者は1~2年で死亡しており、不治の病といわれていましたが、現在では抗がん剤等の進化により、腫瘍発見時に転移がなければ、約半数以上の患者を治癒できるといわれています。
したがって、検査費用がかかってしまっても定期的に検査を行い、早期発見に努めることが重要となります。




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