検査 子供 癌

「小児がん」とは、小児がかかるさまざまながんの総称であり、その主なものには、神経芽腫、脳腫瘍、白血病、悪性リンパ腫、腎腫瘍(腎芽腫、ウィルムス腫瘍)等があります。
そのほとんどが大人では稀なものであり、大人でよくみられる肺がんや胃がん等は小児ではみられなくなっています(悪性リンパ腫や白血病を除く)。

その「小児がん」の種類の中で「白血病」は血液のがんであり、「小児がん」全体の約40%を占めており、最も多い「小児がん」となっています。小児の「白血病」のうち、約70%は急性リンパ性白血病、約25%は急性骨髄性白血病です。「脳腫瘍」は、脳の中に発生した腫瘍であり、「小児がん」全体の約20%を占めていて、「白血病」の次に多い「小児がん」です。

小児の脳腫瘍はその2/3程度が悪性の腫瘍となっており、大人の脳腫瘍の1/3程度が悪性であることと比較して、悪性腫瘍の発生率が高くなっています。

「神経芽腫」は、交感神経のもととなる細胞から発生する腫瘍であり、その発生年齢は0歳が最も多く、次が3歳前後であり、10歳以降での発生例は非常に稀となっています。

「小児がん」の初期症状には、「小児がん」特有の特別なものはほとんどありません。

したがって、風邪のような症状や痛みが長期間続いたというケースで、医療機関を受診した際にがんを発見したということも多くなっています。
「小児がん」が発見される際に多い症状としては、「発熱」があります。具体的な症状としては、発熱と解熱を繰り返すことがあり、その熱は必ずしも39~40℃くらいの高熱ではないこともあり、このような症状が長く続きます。

「発熱」の原因がはっきりせずに、長期間続いていることを「不明熱」と呼んでいるのですが、小児の「不明熱」の原因の約10%未満が「小児がん」であるともいわれているので、注意が必要です。

「小児がん」の中の「脳腫瘍」の初期症状としては、「嘔吐を伴う頭痛」があります。

「脳腫瘍」において、「頭痛」の症状があらわれた際には、脳神経の異常に関連した他の症状を伴うケースが多くあります。その他の「脳腫瘍」の症状としては、目の動きがおかしい、顔面がゆがむ、歩行がおぼつかない、よろける、視力の低下、けいれん発作、話をすることが不自由になる等の症状があります。

「骨や関節の痛み」も「小児がん」の初期症状としてあらわれることが多くなっており、睡眠を妨げるほどの強い痛みがあらわれることも多くなっています。この場合、「白血病」や「骨肉腫」が主な原因となっており、「神経芽腫」においても肩から腕の痛みがあらわれる場合があります。

また、「白血病」においては健康な血液細胞が影響を受ける場合があります。

健康な白血球が減少することにより、特殊な感染症や重篤な感染症に感染しやすくなります。
また、血小板の減少により、紫斑や出血班等のあざが生じたり、鼻血や出血が止まりにくい等の症状がみられることもあります。

さらに、貧血により、疲れやすい、元気がない、顔色が悪い等の症状があらわれる場合もあります。

その他の症状としては、リンパ節の腫れ、筋肉や胸の腫瘤、おなかの腫瘤等の症状があらわれることもあります。

このように「小児がん」の症状には、様々なものがありますが、乳幼児は自分の症状を訴える表現方法が限られていたり、年長児でもすべての症状を親に相談しないこともあるため、症状の早期発見が難しい場合があります。

ただ、「小児がん」は急激に進行してしまうケースもあるため、子供がいる方は普段の子供の状態をきちんと把握するようにし、いつもと違う状態が長く続くようであったら、すぐに医療機関を受診することをおすすめします。




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