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色素細胞ががん化した「悪性黒色腫」はがんの進行が速く、非常に悪性度が高いことで有名

人間の皮膚は、普段、目に見えている「表皮」だけではなく、その下の組織である「真皮」や「皮下組織」によって構成されており、そのような皮膚組織に発生した悪性腫瘍の総称を「皮膚がん」と呼んでいます。
「皮膚がん」は、その発生部位等によっていくつかの種類が存在し、それぞれ性質が異なっています。

「皮膚がん」の中で特に多いのは、「有棘細胞がん」や「基底細胞がん」等の表皮に発生するものや、「パジェット病」等となっています。

皮膚の表面は、外部からの刺激や紫外線に常にさらされているため、組織が悪性化しやすいとされており、その中でも表皮の色素細胞ががん化した「悪性黒色腫」はがんの進行が速く、非常に悪性度が高いことで有名です。

「皮膚がん」の初期症状として、もっとも多くみられるのは、ホクロやシミのような皮膚症状

この時点では「皮膚がん」を疑うことは難しいため、その多くはがんがある程度進行してから異常に気付くというケースがほとんどとなっています。
「皮膚がん」の中で、ホクロと勘違いしやすいものとしては、「悪性黒色腫」や、日本人に最も多く発生する「皮膚がん」である「基底細胞がん」等があります。

「悪性黒色腫」は、その種類によっても症状は異なってきますが、その多くが茶色や茶褐色のような色をしたシミが発生することから始まり、それが次第に色が濃くなっていって、黒いホクロ状になっていきます。

ただ、良性のホクロと違う点として、その形が左右非対称であり、色も均一でないことが多いくなっており、また、爪に発生した場合には、縦に筋のようなものが発生するようになります。

ホクロの大きさが6ミリを超えるほどに成長した場合は要チェック

いずれの場合においても、ホクロの形がいびつな場合や、ホクロの大きさが6ミリを超えるほどに成長した場合は、がんの可能性を疑って皮膚科を受診することをおすすめします。

「基底細胞がん」においては、黒褐色や黒色の小さな盛り上がりが肌に発生することから始まり、この小さな盛り上がりが数年かけてだんだんと大きくなっていきます。

「基底細胞がん」の多くは顔面や頭部に発生し、その中でも上唇や鼻、まぶたが好発部位ですが、いずれの場合においても、かゆみや痛み等はほとんどありません。

したがって、成人になってからこれらの部位にホクロが発生し、そのホクロが少しずつでも成長しているようであれば、速やかに皮膚科を受診するようにしましょう。

「皮膚がん」の中の「有棘細胞がん」は、日本人に発生する「皮膚がん」の中で2番目に多いがん

ホクロのような黒っぽい色ではなく、肉のような紅色や肌色に近い褐色をした盛り上がりが発生することから始まります。
「有棘細胞がん」で発生する病変は表面がもろいという特徴があるため、出血や膿等がみられるというケースもあります。

「有棘細胞がん」には前駆病変として紅班のできる「日光角化症」や「ボーエン病」があり、どちらでも表面がザラザラしていて、赤いシミのようなものが発生するという症状があらわれます。

この段階で皮膚科を受診しておけば、「有棘細胞がん」へ移行することを防ぐことができますので、このような症状を発見したら、すぐに皮膚科を受診するようにしましょう。

近年、日本のような北半球の国々でも増加傾向にあります。

「皮膚がん」はこれまで、オゾン層の破壊によって紫外線が強い南半球の国々や、肌の白い白色人種に多いがんとされてきましたが、近年、日本のような北半球の国々でも増加傾向にあります。

これは高齢になるにしたがって、長年浴びた紫外線の影響が出やすくなっているためと考えられており、これからさらなる高齢化社会を迎える日本では、今後も増加傾向が続くといわれています。

ただ、「悪性黒色腫」等の悪性度の高い一部のがんを除けば、「皮膚がん」は比較的予後の良いがんとされており、病変が表皮に発生すれば、目視で異常を確認しやすく、早期発見が期待できるという面もあります。

そのためにも、常日頃から自分の肌の状態をチェックし、何か異常があれば、すぐに気づくことができるようにしておくことが大切です。




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