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発生部位等によって

人間の皮膚は、普段、目に見えている「表皮」だけではなく、その下の組織である「真皮」や「皮下組織」によって構成されています。

そのような皮膚組織に発生した悪性腫瘍の総称を「皮膚がん」と呼んでおり、その発生部位等によっていくつかの種類が存在し、それぞれ性質が異なっています。

「皮膚がん」の中で特に多いのは、「有棘細胞がん」や「基底細胞がん」等の表皮に発生するものや、「パジェット病」等となっています。

皮膚の表面は、外部からの刺激や紫外線に常にさらされているため、組織が悪性化しやすいとされており、その中でも表皮の色素細胞ががん化した「悪性黒色腫」はがんの進行が速く、非常に悪性度が高いことで有名です。
「悪性黒色腫」は、紫外線による影響の他に、運動等の刺激によっても発生することが多いため、発生部位では、足裏に発生することが多くなっています。

また、その他の「皮膚がん」の種類では、悪性リンパ腫の1つである「皮膚T細胞リンパ腫」や、汗腺や脂腺等の皮下組織に発生するがん等もあります。

「皮膚がん」は前述の通り、紫外線の影響によって発生すると考えられているので、オゾン層の破壊が深刻化している、ニュージーランドやオーストラリア等の南半球の国々で発症例が多いという特徴があり、また、紫外線には肌が白ければ白いほど弱くなるため、白色人種の罹患率が高いという特徴もあります。

日本でも増加傾向にあるため、要注意です。

ただ、近年では日本のような北半球で有色人種が住む国でも「皮膚がん」の患者数は増えており、これは社会の高齢化によって、長年浴びた紫外線の影響が出やすくなっているためと考えられています。

今後、さらなる高齢化社会を迎えるにあたり、この増加傾向はさらに続くと推測されています。
しかし、「悪性黒色腫」等の一部のがんを除いて、「皮膚がん」はおおむね予後の良いがんであり、皮膚の表皮に発生するがんであれば目視で異常を確認できるため、早期発見もしやすいといえます。

したがって、日頃から自分の肌をチェックするようにし、何か異常を発見した場合は速やかに受診し、適切な検査を受けることが大切となります。

経験豊富な医師であれば「視診」のみで、「皮膚がん」を発見できる場合もあります。

初期の「皮膚がん」は、シミやホクロとの区別がつきにくいのですが、経験豊富な医師であれば「視診」のみで、「皮膚がん」を発見できる場合もあります。

ただ、「視診」のみでは「皮膚がん」の診断を確定できないので、「ダーモスコピー検査」という検査を一緒に行うことが一般的となっています。
これは、病変部にエコーゼリーを塗布し、強い光を照射しながら拡大鏡でシミやホクロの内部を観察する検査であり、皮膚組織の構造や色素、血管の様子等を詳しく観察できます。

この、「ダーモスコピー検査」によって「皮膚がん」の可能性が強くなった場合には「皮膚生検」を行い、最終的な「皮膚がん」の診断を確定させます。

これは、局所麻酔の後に、病変の一部を切り取って顕微鏡で調べる検査ですが、「悪性黒色腫」が発生している場合では、がんに刺激を与えることでその進行を速めてしまう可能性があるため、その検査は慎重に実施されます。

これらの検査により「皮膚がん」の診断がついた場合には、その後の治療方針等の決定のために、「X線CT検査」、「MRI検査」、「超音波検査」等の画像検査を行い、がんの広がりや大きさ、転移の有無等をチェックします。特に「悪性黒色腫」や、「有棘細胞がん」はリンパ節から他の臓器へ転移しているケースが多いため、全身のチェックが必要です。

皮膚がんの検査費用はどのくらい??

これらの検査の費用例ですが、例えば「ダーモスコピー検査」は約1万5千円~2万円前後といわれています(保険適用時)。

「ダーモスコピー」の設備自体が総合病院の皮膚科等でないと置いていないことも多いようであり、また、その医療機関ごとでも費用に差はあるようですので、まずは自分のかかりつけ医等に確認してみると良いと思います。

「皮膚がん」は異常が目視で確認できるため、病変がわかりやすくはあるのですが、普通私たちは皮膚に出来物ができた時にがんの可能性を考えることは少ないと思われます。

したがって、できものや大きなシミ等の発生に気づいていても放置されてしまい、がんがかなり進行してから発見されるというケースも少なくありません。

「皮膚がん」は早期発見ができれば、100%治癒することができるがんといわれていますので、皮膚に何か異常なできもの等を発見したら速やかに繊毛の医療機関を受診し、適切な検査を受けるようにしましょう。




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