大腸癌(大腸がん)とは?特徴や症状は?癌全体の約90%以上がこの癌。
「大腸癌」は、直腸・肛門・盲腸・結腸で構成される大腸(全長約2m)に発生する癌の総称
日本人の特性として、直腸やS状結腸に癌ができやすいといわれているそうです。
癌は、さまざまな臓器の表面の皮(上皮)に発生する「上皮性悪性腫瘍」と、筋肉や神経組織などに発生する「非上皮性悪性腫瘍」に分けられますが、「大腸癌」は「上皮性悪性腫瘍」に分類され、この「上皮性悪性腫瘍」は癌全体の約90%以上を占めるといわれています。
また、大腸のような消化管にできる悪性腫瘍はさらに分類され、内臓で分泌物を出す「腺」の上皮にできる癌である「腺癌」と、粘膜の表面にできる癌である「扁平上皮癌」が代表的な癌となります。
「大腸癌(大腸がん)」は「腺癌」に分類され、「腺癌」は大腸や胃のほか、膵臓、前立腺、卵巣、肝臓、腎臓などに発声する癌です。
ちなみに、「扁平上皮癌」は喉頭、食道、肺、口腔、咽頭などに発生します。
大腸癌の原因、発生の仕方は?
「大腸癌(大腸がん)」の発生の仕方は2種類あり、正常な大腸粘膜から直接発生するものと、大腸粘膜の細胞から発生した後、腺腫(せんしゅ)という良性のポリープの一部が癌化してしまって発生したものがあります。
どちらでも、発生してしまった後には、癌が大腸の壁に徐々に深く侵入していって、それが進行していくと、肺や肝臓、リンパ節等の他の臓器への転移が始まってしまいます。
大腸はS状結腸、直腸、上行結腸、横行結腸、下行結腸と多くの部位に分類されますが、癌の発生には偏りがあり、S状結腸と直腸において「大腸癌」全体の約70%が発生しています。
これは「大腸癌」発生の一つの原因として、便の滞留時間の影響が考えられており、S状結腸と直腸は肛門から近く、便を蓄えておく場所であるため、便の滞留時間も長くなり、それだけ発がん性物質にさらされる時間も長くなることから、「大腸癌」の発生リスクを高めていると考えられています。
「大腸癌」の多い症状、初期症状は?
便が細くなる、便が残っている感じがする、お腹がいつも張っている、下痢と便秘を繰り返してしまうという比較的軽いものから、腹痛、貧血、血便、下血、急激な体重の減少(原因不明)等の重い症状まで様々ですが、初期の段階ではほとんど自覚症状がありません。
また、大腸には多くの部位があるため、「大腸癌」が発生した部位によって、症状も変わってきます。
例えば、上行結腸、横行結腸の部位で出血が起きても、この段階では便は液状であるため、便では出血の有無が判断できず、さらに液状であるため便の通過も可能で、便秘等の症状も出ません。
ただ、出血がある場合は、貧血症状が現れることがありますので、その際はこの消化器系の出血も疑ってみることが大切です。
その他、下行結腸やS状結腸で出血した場合は、下痢と便秘を繰り返したり、便が細くなる便通異常や粘血便が見られるようになります。
さらに、肛門に近い直腸で出血した場合は、直接肛門から出血するようになってしまうので、痔の出血と間違えないようにすることが重要となります。
ステージ別の5年生存率は?
「大腸癌」は、癌が大腸の壁にどれだけ深く入り込んでいるか(癌の深達度)、リンパ節へ転移しているか、他の臓器へ転移しているかの3つの要素によって、癌の進行度を表すステージが決定されます。
「大腸癌」のステージ別の5年生存率をみると、ステージ0やⅠのような早期の段階では、約90%以上の高い生存率となっており、ステージⅡで約85%、ステージⅢで約60~80%とここまでは比較的高い生存率ですが、ステージⅣになると約20%と極端に下がっています。
このような早期の段階では高い生存率となっている「大腸癌」ですが、日本人の臓器別の癌の死亡者数で上位に入っている現状です。
これは、「大腸癌」が早期の段階では症状を自覚できないため、癌が進行してステージが進んだ状態になってしまっている患者が多いことを示しています。
そのため、定期的な検診による、早期発見がとても重要となります。
「大腸癌」の発生率は、脂肪の摂取量が多い国ほど高くなっているということが既にわかっています。
そして、日本人の「大腸癌」の発生率の増加も食生活の変化に関係があり、高脂肪・低食物繊維の欧米型の食生活への急速な変化が影響していると考えられています。
自分の食生活を見直し、脂肪の摂取量を控えることが、そのまま「大腸癌」の発生リスクを低くすることにつながると思います。
大腸癌の症状を軽減、副作用を少しでも軽減するために
大腸癌の治療の場合、摘出手術や抗がん剤治療、放射線治療を受ける方が多いと思います。
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