乳がん ブラジャー ヨーグルト

日本人女性がかかる癌のなかで最も多いものが「乳がん」

乳房の乳腺組織に発生するがんを「乳がん」と呼んでおり、現在、日本人女性がかかるがんのなかで最も多いものが「乳がん」となっています。

また、2004年からの、「乳がん」の日本での罹患者数は5万人を超えており、現在でも増加傾向にあります。

増加している理由には、日本人の食生活の欧米化等の他にも、いろいろな理由があるようです。

喫煙する女性は乳がん発生率上がる?

まず、喫煙と「乳がん」との関係性ですが、喫煙する女性は「乳がん」になりやすいというデータがあります。

国立がん研究センターが、沖縄県石川、長野県佐久、秋田県横手、岩手県二戸の4地域に住んでいる、40~59歳の女性約2万人の方々を10年間追跡し、喫煙及び受動喫煙と女性乳がんの発生率との関係性を調べています。

その結果、たばこを吸った経験が無く受動喫煙も無いグループの「乳がん」発症リスクを1としたときに、たばこを吸うグループでは1.9となっており、「乳がん」発症リスクが90%増加したという結果が出ました。

これに対して、たばこを吸った経験は有るが既にやめたグループでの「乳がん」発症リスクは1.2で、たばこを吸った経験が無く受動喫煙が有るグループでは1.1となっており、どちらもたばこを吸ったことがないグループと比較して、「乳がん」発症リスクに大きな差がみられませんでした。

また、データ収集時に閉経していたか否かで2つのグループに分けて、「乳がん」発症との関連を調べたところ、閉経前の女性において、たばこを吸った経験が有るグループの「乳がん」発症リスクは、たばこを吸わないグループと比較して3.9倍高くなっていることがわかりました。

その一方で、閉経後の女性においては、たばこを吸った経験が有るグループと、たばこを吸わないグループで、「乳がん」発症リスクに大きな差はみられませんでした。

受動喫煙もNG??

さらに、閉経前のたばこを吸わない女性において、職場あるいは家庭等の公共の場所で受動喫煙を受けていたグループの「乳がん」発症リスクは、受動喫煙の無いグループの2.6倍高いという結果も出ています。

このような結果から喫煙や受動喫煙が「乳がん」発症に影響を及ぼしていることは明らかだと思います。

「乳がん」の予防として禁煙をし、受動喫煙を避けるようにすることは、特に閉経前の女性にとって、とても有効だと考えられます。

牛乳、ヨーグルトが原因って本当?

また、日本人の「乳がん」が増加しているのは、乳製品の摂取量が多くなったからという説があります。

この節の根拠としては次の3つの理由があり、1つ目は、牛乳を妊娠している牛からも採取しているため、「エストロゲン」という女性ホルモンが大量に含まれているというものです。

ただ、牛乳を飲むことによって摂取される「エストロゲン」の量は微量であり、この量が果たして多いといえるのか、議論が分かれています。

2つ目は、日本で乳製品を積極的に摂取するようになった年代(1960年以降に生まれた年代)から「乳がん」患者が増加し始めたというものです。

ただ、この年代からは同時に食生活の欧米化も進んでおり、乳製品のみが「乳がん」増加の原因としてしまうのは極論といえます。

3つ目は、牛乳を多く摂取している地域は「乳がん」が多いというものです。

ただ、これも調査の仕方によっては、まるで逆の結果が出ているケースもあり、また、その地域の経済等の状況によって、長期的には乳製品の流通にも変化が起きることから、長期間の追跡も難しいため、そもそもの乳製品を多く摂取している地域という定義づけが難しくなっています。

これらのことから、「乳がん」の発症リスクと乳製品の関係については、ハッキリと分かっていないのが実状であると思われます。

今のところは、乳製品の摂取と「乳がん」の発症とはひょっとすると関係があるのかもしれない、という可能性があるという程度だと考えられます。

「乳がん」発症とブラジャーの関係が強いという調査結果も?

さらに、肺がん発症とたばこの関係以上に、「乳がん」発症とブラジャーの関係が強いという調査結果もあります。

ブラジャーを1日12時間以上着用する女性は、全く着用しない女性と比較して、「乳がん」発症のリスクが21倍も高くなるのだそうです。

この調査結果には科学的な根拠がないという批判もあるようですが、これが事実なら、ブラジャーを着用するのが常識となっている現代の女性にとって、大きな問題です。

「乳がん」予防のためには、身体にフィットする、リンパ系を圧迫しないブラジャーを着用する、不要な時はブラジャーをしないといったことを注意するほうが良いのではと思います。

「乳がん」の発症増加の原因として、乳製品やブラジャーがあげられるかどうかは微妙ですが、喫煙や受動喫煙は原因の一つとして捉えて良いと思います。

「乳がん」予防のために禁煙や、公共の場等での受動喫煙を避けることを心がける必要があると思います。




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