山田邦子 ガン

2度の手術の温存手術を受けた山田邦子さん

山田邦子さんは、1960年6月13日生まれで太田プロダクション所属の、日本のお笑いタレント・司会者・女優・小説家です。

そんな山田邦子さんは、2007年3月、テレビ朝日系列のテレビ番組「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」の出演後、番組で紹介された家庭でできる乳癌の視診・触診によって乳房の中のしこりを発見。

手術後、同じ番組に出演し、乳癌であったことを報告しています。

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山田邦子さんの芸歴、経歴

山田邦子さんは、東京都板橋区出身で、川村中学校、川村高等学校卒業後、1979年に川村短期大学(現在の川村学園女子大学)に入学しました。
在学時は、物真似を披露したことで学校中に名前が知られるようになったそうです。

高校1年生の頃に西城秀樹の物真似で日本テレビ系列の「TVジョッキー」に出演しました。

それをきっかけにして、フジテレビ系列の「クイズ・ドレミファドン!」やNHKの「ひるのプレゼント」に出演し、テレビ東京の「タモリの突撃ナマ放送」では5週勝ち抜きするなど、数多くの素人参加番組に出演します。
フジテレビ系列の「笑ってる場合ですよ!」の火曜日のツービートが担当した人気コーナー「ブスコンテスト」に応募。

このオーディションで目を付けられた山田邦子さんは、素人勝ち抜きコーナー「お笑い君こそスターだ!」に出場し、ここで中学以来の持ちネタであるバスガイドのネタを披露してチャンピオンとなりました。

その後、プロとなって太田プロダクションに所属し、1981年にバスガイドネタの「邦子のかわい子ぶりっ子(バスガイド篇)」でレコードデビューを果たします。

山田邦子さんは、「右手をご覧ください、一番高いのが中指でございます」などのギャグで人気を博し、1981年の流行語である「ぶりっ子」は、山田邦子さんがギャグに使ったことから一般的な流行語になったとされています。

1980年代前半を中心に女優としての仕事もこなします。

山田邦子さんは、1981年のTBS系列のドラマ「野々村病院物語Ⅱ」で女優デビューを果たし、1980年代前半を中心に女優としての仕事もこなします。

しかし、やがてやがてお笑いタレントへの比重を移し、フジテレビ系列の「オレたちひょうきん族」に番組初期から末期まで出演し、番組内の「ひょうきんベストテン」では主に薬師丸ひろ子(後に天久美智子、現:あめくみちこに交代)や欧陽菲菲、島倉千代子、松任谷由実、鈴木聖美などを演じました。

また、担当コーナーである「ひょうきん絵描き歌」は大ヒット企画になりました。

その後、フジテレビ系列の「クイズ!年の差なんて」やTBS系列の「MOGITATE!バナナ大使」などが人気番組になっていくと、それと同時に、フジテレビ系列の「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」やテレビ朝日系列の「邦子がタッチ」など山田邦子さん自身の名前が入った冠番組を持つようになっていきます。

また、NHK「好きなタレント調査」において、1988年から1995年まで8年連続で第1位を独占し、好感度タレントの代名詞ともなりました。

山田邦子さんは、全盛期にはテレビ番組のレギュラーを週14本抱え、民放の各キー局に山田邦子さん専用の「仮眠室」があったと自称しています。

1989年には、「邦ちゃんのやまだかつてないテレビ」から誕生した、当時人気の女性デュオWinkのパロディユニット「やまだかつてないWink」名義でのシングル「さよならだけどさよならじゃない」が大ヒットとなります。

また、1990年には「あっかんベーゼ」で小説家としてデビューし、中でも「結婚式」は発行部数40万部を超えるベストセラーとなり、その後も、「恋愛」「結婚」「女性」などをテーマとした小説を多数出版しています。

「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」の出演後に乳房の中のしこりを見つけました。

山田邦子さんは、前述の通り、2007年3月、テレビ朝日系列「最終警告!たけしの本当は怖い家庭の医学」の出演後に乳房の中のしこりを見つけました。

番組では、乳癌のしこりが触るとどのような感覚なのかを、肉まんの中の梅干の種のような感覚と紹介しました。

山田邦子さんが自身で触診したときにも、そのような感覚があり、しこりとわかったのだそうです。

その後の検査の結果、左に1つ、右に2つの小指の先ほどの腫瘍が見つかり、医師からは早期発見であると告げられたため、山田邦子さんの癌治療は乳房を切除することなく、2度の手術の温存手術を受けることとなったのです。

温存手術であったため、手術後も癌の病巣根絶のための放射線治療を続けなくてはなりません。

またこの時、山田邦子さんは、放射線治療前の説明で、左は進行性のない癌だったものの、右は進行する可能性のある浸潤癌であると医師から告げられます。

放射線治療が終わると、次にホルモン剤投与があり、経過観察に8年かかると医師から告げられたそうです。
この時、彼女はいつまで薬を飲み続けなければならないのだろう?という思いがあった半面、そのような思いとは相反して、ホルモン剤が今の私の支え…という切ない思いさえ芽生えていたといいます。

その後、山田邦子さんは辛い治療を継続しつつも、食生活などの生活習慣も改め、病気に立ち向かっていきました。

そして5年後、山田邦子さんはついに、乳癌を克服されました。

山田邦子さんは乳癌を克服した後、書籍「大丈夫だよ、がんばろう」を出版するとともに、乳癌の早期発見・早期治療のためのチャリティ講演などを精力的にこなしており、乳癌と闘う女性を中心に熱いエールを送り続けています。

その公園の中で、山田邦子さんは「がん=死」のイメージはもう古い!と言い切っていますので、現在、乳癌と闘っている女性の励みになるのではと思います。

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