大腸癌 祖母

73歳の母の口腔癌になりました。

2016年虫歯だった左上奥歯を地元の歯医者で抜歯しました。
その後2か月弱海外旅行。

帰国して9月、抜歯後の歯肉がかたまらずずっとグズグズしているということで、再度歯科へ。そこで歯肉への癌が発見され、担当歯科医より大学病院への推薦状をもらい専門医のいる県の大学病院へ検診の手続きが行われました。
5日後に大学病院でのCT検査などの検査入院、一週間後の診察で歯肉癌でリンパに転移している、手術は5日後で8時間ぐらいかかるだろうと言われました。

健康でどこも不調を感じたことがない母だったため、癌の告知でかなり動揺しました。

手術には身内の承認、立ち合いが必要とのことで、兄と叔母が立ち合いました。

手術前に医師から家族に説明がありました。

手術は抜いた左上の歯の跡と左の鼻の奥にまで進んでいる腫れの切除です。
顔の左側の多くを切るそうですが、切除後また元に戻します。

さらに、転移した首の左側のリンパの切除のため、左顎下から鎖骨まで切ってリンパ切除です。
お腹の皮膚を移植して元に戻します。

いまのところ他への転移は見つかっていませんが、リンパへの転移があるため、術後2ヶ月の入院後そのまま放射線治療もすることになりそうです。

概ね以上のような説明を昨夜担当医師から受け、本人を含め四人で聴きました。

癌はステージ4の真ん中ぐらい、しかし手術をすれば治る癌とのことでした。

次の朝8時15分にICUに入って麻酔し、9階半ぐらいからオペが始まりました。

家族は立ち合うというより、終了までラウンジで待機といったところです。
医師から説明された以外の処置を行なう場合、家族の承諾が必須であるため、病院内にいなければならないからです。

術後約2週間は声が出せないため筆談での会話になり、当面は点滴と右の鼻からの流動食で過ごすことになります。

手術は無事に終わりましたが、顔がかなり腫れていて本人は人にあまり会いたくないとのことでした。
ただ手術の痛みはほとんどなく術後は病院をリハビリを兼ねてよく歩くようにしていました。

1か月後の10月末に退院しました。

入院中の病理検査の結果で今後の治療方針が決まるということでまだ不安でいっぱいでした。

検査の結果、担当医師より退院後1か月で再入院し、そこで放射線治療と抗がん剤治療を平行して行うという話をいただきました。

退院中は食事をとりずらいこと以外は比較的元気で買い物に出かけたり、庭仕事など普通に行っていました。

ただ顔の左半分が手術によりかなり変形、麻痺があり、人相が変わってしまって可哀そうでした。
本人もかなりショックで、常にマスクをしていました。

12月に再入院しました。

そこで当初の予定だった抗がん剤治療は行われず放射線治療のみということになりました。
担当医師と放射線担当医師、などそれぞれいて医師同士で時には意見が合わないこともあったようです。

すごく楽観的なことを言ってくれる医師もいればネガティブなことばかり言う医師もいて、母によればどちらも必要とのことでした。

ネガティブ医師に散々脅かされていた放射線治療の副作用は照射開始後1週間ほどで出てきました。

何よりつらいのが副作用で口が腫れ、口内炎ができてしまい食事がほとんどとることができず、1か月半の入院で8キロも体重が減ってしまいました。

治療の後半になると味覚障害、不眠、筋力の低下、など治療そのものによる副作用ですっかり弱ってしまいました。

照射は1週間に4日程度行い2-3日休みというパターンを入院中は繰り返しました。

休みの日には外泊申請をして家に帰ることができました。

なんとかがんばり、1月の半ば退院しました。

退院後は口内炎などの副作用にしばらく悩まされていましたが、1か月たった今徐々に、元気になっていくように感じています。




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