血便で発覚した私の母の大腸癌はステージ2でした。【体験ブログ】

今回は私の母親が大腸癌になった時の体験談を語りたいと思います。
私の母の大腸癌が発覚した原因は、血便でした。
以前から、血便がちょくちょくあることに気がついた母は、思いきって病院で検査を受けることにしました。
その検査とは便を採取して潜血反応を見るという、一番簡単なものでした。
母が訪れたのは近所にある小さな病院です。
そして、便を渡してからしばらくした後、再び病院に行くと、癌の可能性があると言われました。
そして、大きな病院で再検査をするように言われました。
それで、紹介状を書いてもらって、市立病院で改めて精密検査を受けることになりました。
その病院で精密検査を受けた結果、大腸癌なので手術が必要と言われました
。ステージは2ということで、リンパ節まで癌が転移しているかどうかは手術してみないとわからないと言われました。
母は大変なショックを受けていました。私もかなりのショックを受けました。
そして、しばらくしてから、手術の説明を受けるのに、母と一緒に立ち会うことになりました。
手術の説明ではまず、内視鏡手術もできるけど普通の手術とどちらを選択するかということを聞かれました。
私は普通の手術を母に強く勧めました。
内視鏡手術というのは難しそうで、担当する医師によって技術にかなり差があるのではないか、と直感的に思ったからです。
内視鏡手術では傷が残りにくい、という長所もありますが、あまり新しいことには手を出さないほうがいいと思って、普通の手術を選択しました。
また、リンパも取るか、ということを聞かれました。万一のことを考えて、リンパを取ってもらうようにお願いしました。
そして、手術の当日も立ち会いました。
手術の内容は自分が受けていないのでよく分かりませんが、手術が終わってから、20センチほど切り取った大腸の部分を見せられて説明を受けました。
ただ、癌の部分に関しては、手術しやすいように大腸の切除部分に事前に墨が打たれていて、マーキングされていて黒くなっていました。
そのため、実物を見てもあまりよく分かりませんでした。
手術から1週間ほどの間、母は手術室で寝ていました。
麻酔が切れるとかなり痛いようで、お腹の開腹したところを相当痛がっていました。
しばらくは食事もできませんでしたが、スポーツドリンクを欲しがっていたので、時々買い与えました。
それから家に帰って定期的に病院に通いましたが、大腸癌に関してはこの後再発もなく、無事に5年が過ぎて完治しました。
その5年の間にも、内視鏡を使って大腸にできた良性のポリープを切除する手術は何度か受けています。
老人になってくると、ほとんどの人は大腸に良性ポリープができるのですが、これを何年か放置しておくと肥大化していきます。
良性ポリープでも2センチを超えてくると癌化してくると言われたので、そうならないように母は小さいうちにポリープを切除していました。
こういったことも再発を防止するのに効果があったと思います。