セカンドオピニオンは重要。十二指腸がんと診断されるも。【体験ブログ】
自分の父親も脳内出血で倒れ主に母親が自宅介護で10年間介護を行っていました。
自分の実家の家系は叔母は1名胃癌で死亡しましたがどちらかというと脳血管障害を患うことが多く、自分の祖父母はくも膜下出血、自分の父親も脳内出血で倒れ主に母親が自宅介護で10年間介護を行っていました。
自分の家系は脳血管障害家系のため、父親もがんに罹患をすることはないだろうと思っていました。
家での介護でも食欲はあり、間食も含めよく食べていました。
しかしながらある時期から食事があまり喉を通らず食事も残すようになりました。
母親からで相談を受けとりあえず街で一番大きい総合病院に連れて行って検査をして貰えばということで検査をすることとなりました。
ただ住んでいる街が人口3万人の小都市でしたのでどれくらいの検査ができるのであろうかと不安になりましたが、長距離の移動もなかなか難しいだろうとその総合病院に連れて行くこととなりました。
1回目は触診のみで次回CTが予約できたらとりましょうということでしたので、母親にはCTまで立ち会って撮ってもらうように依頼しました。
立ち会った結果は…
その結果が出たので立ち会って欲しいということで立ち会ったところ、医師より十二指腸のところに影があったので、細胞診をしますということでその日は細胞診を行ってもらいました。
その後数日置いて検査結果が出て十二指腸がんですである旨宣告されました。
ただ大きさは1.5センチから2センチほどの間でその病院で内視鏡的切除術が可能という話であったので、お願いしますということで内視鏡的切除術を受け無事に終了しました。
その後1週間ほど入院し自宅介護に戻り、3ケ月ほど検査をしていなかったのですが、病院からそろそろ検査しましょうということで、再度CT検査を行ったとところ肝臓に転移しており、大きさで6センチ以上になっており、3ケ月で若年性のスキルスのように急激に進行するのは珍しい。
当病院ではもはや切除不能であることを告げられました。
セカンドオピニオンは聞いた方が望ましい
そこで自分は実家から50キロ離れたところに居住しており、自分の職場に系列病院があり肝臓には定評があったので、そこでの治療、セカンドオピニオンを聞くこととし転院に踏みきりました。
再度CT、MRI検査を行ったところ、外科手術が可能ということでしたので76歳の高齢ではありましたが、3時間の外科手術により腫瘍摘出と肝臓を半摘出して終了しました。
しかしながら術前から脳内出血の影響もあり、術後はますます全身状態が悪くなる可能性が高いこと、食事も経口からは難しくなるかもしれないので腸ろうを作りましょうということで腸ろうを作りました。
抗ガン剤については年齢では耐えられないこと、いかにQOLを維持するかということでを宣告さえれました。
その後地元の医療施設に戻りましたが、医師の宣告通り全身が衰弱して死亡しました。
高齢者のがん発症については治療を行うのかQOLをいかに維持するのか難しいところですが、当初の病院で診断を受けた時にいかにQOLを維持する
かということに舵を切っていれば、本人にとってみればそれが良かったかもしれません。あとやはりセカンドオピニオンは聞いた方が望ましいと思いました。