ナスの効果・効能は?【免疫力を上げる食材】
生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果的なナス
ナスはナス科ナス属に属しており、植物分類上ではトマトやジャガイモなどと同属となっています。
ナスは熱帯では多年生植物なのですが、日本などの温帯では一年生植物で、その品種は日本国内で180種類ほどあるといわれています。
また、世界的に見ると、ナスの品種は1000種類以上あるといわれており、その形状・大きさ・色などは地域によって大きく違いがあります。
日本では「卵形ナス」という、ヘタから下方にかけて膨らんでいく形状のナスや、「中長ナス」という卵形よりも丸みが少なくやや面長なナスが一般的に流通しているようです。
また、漬物用としては水分の多い「水ナス」が主に利用されており、その他では丸い形をした「丸ナス」や、「大長ナス」という20cm以上もの長さになるナスもあり、形状だけでも様々なナスが存在しています。
そんなナスには、免疫力を上げる作用があるとされています。
ナスの紫紺色の皮には、「ナスニン」というポリフェノールの一種でアントシアニン系色素である成分が含まれています。
このナスニンには、高い免疫力効果があるとして注目されているのです。ポリフェノールには活性酸素によって起こる脂質酸化、つまり過酸化脂質の増加を抑制する働きがあります。
そのため、生活習慣病の予防やアンチエイジングに効果的であるとされています。
また、ナスにはそのアクの正体であるクロロゲン酸というポリフェノールも含まれています。
このクロロゲン酸にも抗酸化作用があるため、血糖値を正常に保つなどの効果が期待できるといわれています。
これらの成分による強い抗酸化作用により、活性酸素が除去されるため、ナスには免疫力を上げる効果があるといわれているのです。
また、前述のナスニンなどの抗酸化物質には、血液をサラサラに保ってくれるという作用もあります。
また、ナスニンにはコレステロール自体を妨げる働きもあると考えられています。
さらに、ナスにはレシチンという細胞膜の構成成分も含まれており、肝臓や血管などに脂肪が沈着することを防ぐ役割を果たします。
その他、ナスに含まれているコリンという成分から生成されるアセチルコリンには血管を拡張させ、血圧を下げる働きがあります。
また、カリウムというナトリウムの排泄を促進させることで、血圧の上昇を抑える成分もナスには含まれています。
これらの成分の働きと、前述の抗酸化作用の相乗効果により、ナスには肝硬変・高血圧・動脈硬化などの予防効果が期待できます。
肝硬変予防や肝臓がんに有効という研究報告もあります。
また、前述のクロロゲン酸から分解されるカフェ酸は、肝硬変予防や肝臓がんに有効という研究報告もあります。
さらに、ナスにはがん細胞の増殖や腫瘍の成長を抑制するとされている、アルカロイドという物質がふくまれています。
そのため、ナスはほうれん草やブロッコリーよりも強くがんを抑制する力を持っているといわれており、野菜抽出物を用いたがん物質の抑制効果の調査では、ナスがトップクラスの効果を発揮したことが報告されています。
このように、ナスには免疫力を上げる効果のほかにも、様々な健康効果が期待できます。
ただ、ナスは夏野菜のため、体を冷やす効果があります。
そのため、妊婦さんなどは食べ過ぎると体が冷える弊害となりますので、食べ過ぎには十分に注意するようにしましょう。
ナスも良いけどブロリコで免疫力アップ!
免疫力を上げてくれるナス。
常にスーパーで買えますし、美味しくて免疫力を上げてくれるとってもお勧めの食材ですが、実は更にお勧めなのがブロッコリーなんです。
さらに言うと、ブロッコリーを原料とする免疫活性成分「ブロリコ」です。
この新成分「ブロリコ」は東京大学と民間企業が協力して、5年以上の研究機関を経て抽出に成功した大変貴重な成分であり、同様に免疫活性を目的とする成分である「プロポリス」の1000倍以上ものパワーを持つとされています・・・凄いですね・・・
なお、しっかりとした科学的根拠も公表されており、ブロリコには「NK細胞」や「好中球」という免疫細胞の働きを活性化させる作用があることが臨床試験で認められているのです。
この免疫力アップ効果が注目を浴び、既に約100万セットを販売するほどの大人気商品になっています。
加齢による免疫力低下を食い止めたい!という方は一度チェックしてみてはいかがでしょうか。