卵巣がん 初期症状

「卵巣がん」には「沈黙の臓器(サイレントキラー)」という別名がついているほど。

卵巣は卵子を放出したり、女性ホルモンを分泌する働きを持っていますが、このような卵巣に発生した悪性腫瘍のことを「卵巣がん」と呼んでいます。
「卵巣がん」はがんが進行してある程度大きくなったり、他の部位に転移するまでその症状が現れないことが多いため、早期発見が難しいがんといわれています。

無症状のうちにがんが進行してしまうため、「卵巣がん」には「沈黙の臓器(サイレントキラー)」という別名がついているほどです。

「卵巣がん」の典型的な4つの症状とは?

しかし、2006年にワシントン大学医学部のグループは「「卵巣がん」の典型的な4つの症状を研究調査から見出した」と報告しています。
この報告によると、4つの症状のチェックと腫瘍マーカーの血液検査を組み合わせた検診によって、「卵巣がん」の発見率を向上させることができたとのことです。

その症状は次のようなものです。

1つ目は、「腹部の膨張感」

1つ目は、「腹部の膨張感」であり、これは「卵巣がん」によって、卵巣に発生した腫瘍から出る毒素が腸に入り込み、ガスを発生させて膨張させるためだとされています。
普通、お腹が張っていると、お腹がぽっこりと出てしまうので太ったように見えてしまうものですが、「卵巣がん」の場合は、ウエストサイズが大きくなっているのに体重が減っていってしまうという現象がおきます。

便秘等によっても「腹部の膨張感」の症状はおきますが、この症状が2週間以上続いている場合は、「卵巣がん」の初期症状である可能性があります。

2つ目は、「下腹部の痛み」

2つ目は、「下腹部の痛み」で、これは「卵巣がん」によって、卵巣内に発生した腫瘍が大きくなることで周囲を圧迫し、発生します。
最初の痛みは鈍いものなのですが、がんの腫瘍が成長していくと神経に触る部分が増え、成長とともに圧迫するようになるので、だんだんと激痛に変わっていきます。



3つ目は、「すぐに満腹になる」

3つ目は、「すぐに満腹になる」で、これは、「卵巣がん」の腫瘍から出た毒素が腸の機能を麻痺させ、腸が詰まってしまっているような状態にしてしまうからとされています。
この状態になると、特に体調に変化がないのに、突然、食が細くなってしまい、すぐに満腹感を感じるようになってしまいますが、食べる量が少ないので、すぐにお腹がすくようになってしまいます。

4つ目は、「頻尿や排尿困難」

4つ目は、「頻尿や排尿困難」で、これは「卵巣がん」の腫瘍が大きくなってくると膀胱が圧迫されるので、その影響で発生します。
この症状は、ただの頻尿や膀胱結石でも発生するため、誤診されやすいので注意が必要です。

早期発見のためには、初期症状が現れていなくても検診を。

以上、4つの症状のうち、どれか1つの症状でも、それが月に12回以上続く場合は、「卵巣がん」発症の可能性が高いとされています。
卵巣は親指の頭ほどの大きさしかない小さな臓器の上、外界との連絡がないため、目に見える症状が出にくい臓器とされています。

さらに卵巣は2つあるので、片方が正常に働いていれば、もう片方に以上が起きたとしても、その症状が隠されてしまって気づかないというケースもあります。
したがって、「卵巣がん」の早期発見のためには、上記のような初期症状が現れていなくても、子宮がん検診や婦人科検診を定期的に受けることが大切となります。




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