お腹が張って苦しい、便秘。40代の母が卵巣癌に。【体験ブログ】
私の母親は健康体で大きな病気もしたことがない人でした。
そのため本人もまさか自分がガンになるとは思っていませんでした。
でも42歳のある日から母親がお腹が張って苦しい、排便がない、ガスがでなくなってきた、下っ腹から大きくお腹が盛り上がるなど、ただの便秘ではないと思い病院に行くと大きな病院を紹介されました。
CTを撮ると、卵巣に影があるとのこと。
細胞を摂取して検査をしてみなければ悪性か良性か分からないが、ほぼ悪性だろうとのことでした。
後日すぐに手術が行われ細胞を調べると悪性で卵巣癌との診断でした。
お腹が張っていたのは悪性の腫瘍があったことと腹水が溜まっていたからでした。
母親はステージ4で5年生存率は30%程。
家族全員が絶望的な状況に立たされました。
取り敢えずは抗がん剤での治療を始めることになり、卵巣癌に一番効果的な抗がん剤を打つと、アナフィラキシーショックになり意識を失うことがありました。
なんとな一命を取り留めることはできましたが、その際に胸大きなダメージを与えてしまい、胸水が溜まってしまいました。
抗がん剤の治療を続けました。
それがあってから抗がん剤を打つのが怖くなり不安が大きかったのですが抗がん剤をしなければすぐに転移してしまうため抗がん剤の治療を続けました。
抗がん剤も沢山の種類がありますが、同じものをずっと使えるわけではありません。抗がん剤の効力がだんだんと無くなってくると他の薬を使わなければならないので使える薬の種類も減ってきます。
母親はステージ4でもう卵巣癌が治ることはありません。
ステージ4は完治をすることは難しいと言われています。
そのため今からはガンとどう上手く付き合っていくのかを考えなければなりません。
ガンと上手く付き合って10.20.30年と長く延命出来るように家族が支えていかなければならないと思っています。
現在はまだ抗がん剤を治療を続けている状態です。今で再再発をしています。
初めて再発と聞いたときは悔しくて涙が溢れてきましたがステージ4の人は再発が当たり前だと聞くことが多くそれからは前向きに考えるようにしています。
再再発になったときは、セカンドオピニオンをして思い切って違う病院に変えてみました。
新しい病院はとても卵巣癌の知識が高いお医者さんで絶対に治す!と言ってくださりその言葉を信じて家族で力を合わせて母親を支えています。
今後も抗がん剤を上手く使いながら、本人のQOLを維持しながらガンと上手く付き合っていけたら良いなと思っています。