卵巣がん

50~60歳代が発症のピークの卵巣癌(卵巣がん)

卵巣は女性の子宮の左右にそれぞれ一つずつあります。
生殖細胞である卵子を成熟し、放出する器官であり、その卵子は袋状の卵胞でつつまれていて、その卵子の数は約200万個といわれています。

「卵巣癌」はそのような卵巣の組織にできる癌の総称です。

卵巣は主に卵細胞、性索間質、表層上皮で構成されていますが、発生する「卵巣癌」の約90%はこの中の表層上皮より発生しています。
この表層上皮より発生する「卵巣癌」の腫瘍を上皮性腫瘍といい、これには良性腫瘍、悪性腫瘍、良性と悪性の中間的な性質を持つ、境界悪性腫瘍の3つの種類があります。

ただ、「卵巣癌」の腫瘍の85%は良性だといわれています。
また、この上皮性腫瘍に次いで多く見られるもので、「卵巣胚細胞腫瘍」という、卵子の元となる胚細胞から発生する腫瘍があります。

この腫瘍にも良性腫瘍と悪性腫瘍がありますが、これも良性のものであるケースがほとんどです。

婦人科系の癌の中で、乳癌に次いで2番目に発症率が高い癌

「卵巣癌」は日本では婦人科系の癌の中で、乳癌に次いで2番目に発症率が高い癌といわれていますが、欧米人と比較すると、日本国内の「卵巣癌」発症率は約3分の1くらいとするデータもあります。

年齢別に見てみると、40歳代から増加傾向となり、50~60歳代が発症のピークとなっています。
また、「卵巣癌」の死亡率は、50歳以上から増加しており、その後は高齢になればなるほど、高くなっていきます。

初期段階での発見が非常に難しい癌

「卵巣癌」には初期段階での症状がほとんどなく、おりものからの匂いや出血等の症状もほとんど出ないため、初期段階での発見が非常に難しい癌といえます。

その後に現れる症状として、下腹部の圧迫感、下腹部のしこり、膀胱の圧迫による排尿不全等がありますが、その段階では既に癌がかなり進行してしまっているというケースも少なくありません。
また、「卵巣癌」は転移しやすい癌であり、お腹の中の臓器に散らばるように癌細胞が転移していく、「播種」という転移が、癌があまり大きくならないうちでも起きるケースがあります。

その場合、お腹や胸にまで癌が広がってしまうので、お腹全体が張ってくる、息切れがする等の症状が出てきます。

このように、「卵巣癌」は患者の自覚が無いまま、どんどん進行してしまう癌なので、「サイレントキラー」とも呼ばれています。

転移しやすい癌のため、治療後の約半数が数年の内に再発してしまう

「卵巣癌」の5年生存率はステージⅠで約90%、ステージⅡで約70%、ステージⅢで約25%、ステージⅣで約10%となっており、初期の段階で発見できれば、5年生存率は比較的高い癌であるといえます。
ただし、前述の通り、癌の初期段階での症状がほとんどない癌のため、ステージⅡ以上まで癌が進行されてから癌が発見されるケースが約90%を超えていることから、治療成績の良い癌とはいえません。

また、「卵巣癌」は前述の通り、転移しやすい癌のため、治療後の約半数が数年の内に再発してしまうともいわれており、さらに、再発した場合は、その予後が極めて不良といわれています。

とはいえ、抗がん剤で必ず小さくなることが確認されています。

このように非常に厄介な「卵巣癌」ですが、抗がん剤で必ず小さくなることが確認されています。
したがって、治療方法としては、まず最初に抗がん剤を使用し、癌が小さくなるのを確認してから、外科手術で癌を取り出すという順序が一般的です。

それ以外では、癌の進行状況や患者の状況等に合わせて、放射線療法等も組み合わせて治療する点は、他の癌と同様となっています。
ただし、かなり進行してしまった「卵巣癌」で、後腹膜リンパ節や大綱にまで達してしまっているようなケースでは、癌を手術で取り除くのは不可能となってしまいます。

その際は、抗がん剤や放射線治療による化学療法のみでの治療が中心となります。

近親者で「卵巣癌」にかかった人がいる場合、発症リスクが高くなるといわれています。

「卵巣癌」には、遺伝的関与が5~10%あるといわれているため、近親者で「卵巣癌」にかかった人がいる場合、発症リスクが高くなるといわれています。
それ以外の要因としては、細胞分裂の際の何らかのトラブル、卵巣への何らかの要因によるダメージ等で「卵巣癌」が発生するということが、近年わかってきました。

この中で、排卵の回数が影響しているということが考えられており、妊娠の経験が無い、閉経時の年齢が遅い等で排卵の回数が多い方が「卵巣癌」の発生リスクが高くなると考えられています。

また、肥満等の生活習慣病によっても発生リスクが高まるといわれていますので、自身の食生活等の見直しが予防のために重要となります。

低脂肪の食事によって「卵巣癌」のリスクが低下したという研究報告もありますので、野菜や果物、穀物中心の食事によって、脂肪の摂取量を抑えることは、そのまま「卵巣癌」の予防につながると思います。

卵巣癌(卵巣がん)の症状を軽減、副作用を少しでも軽減するために

卵巣癌(卵巣がん)の治療の場合、抗がん剤治療や外科手術を中心に受ける方が多いと思います。
特に前述のとおり、抗がん剤に関しては卵巣癌治療の要でもあるため、多くの卵巣がん患者の方が抗がん剤の副作用と闘っています。

また、手術後の再発防止や、症状を抑えるために抗がん剤の投与をされる方も多いのではないでしょうか。

特に抗がん剤の副作用には骨髄抑制をはじめ、吐き気やだるさ、免疫力の低下等、多種多様な副作用がありますが、その抗がん剤の副作用を少しでも軽減するためにおススメなのがシンゲンメディカル株式会社が発売している「全分子フコイダンエキス」です。

既に115万セットも爆売れしている商品で、ガン細胞抑制効果をもったDBグルコースを中心に、ガンの血管新生予防、抗がん剤の副作用抑制効果などを持った全分子フコダイン、アポトーシス誘導を持ったフコキサンチンを配合した独自成分が配合されています。

卵巣癌(卵巣がん)になり、抗がん剤の副作用に悩んでいる方や、完治後の再発防止を希望したい方は是非ともチェックをしてみてください。

抗がん剤の副作用抑制効果等、信頼できる臨床試験結果も公開されているので必見です。






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