私は乳がんでステージ進行度ⅡAで治療中です。【体験ブログ】
私は乳がんで進行度ⅡA(8段階ののうち前から3番目)です。
リンパ節には転移がなく、乳がんでは最も進行が遅い浸潤がんでした。
自覚症状はまったくなく、お風呂に入っていて胸の周りを洗っている時に右側の胸の一部が石のように固いことに気づきました。
夫に話すと病院で検査したほうがいいと言われたので予約を取って行きました。
結果がわかるまで1週間かかったので、その間落ち着かない日々を送りました。
結果は夫と二人で聞きに行きましたがやはりがんでした。右の胸のレントゲン写真に白いかたまりが写っていてショックで涙が出てしまいました。
1か月後に手術を決めてその日は帰ったのですが、転移していたらどうしようと手術の日まで思わない時はなかったです。
1人息子はその時高校一年生だったで手は掛からない年齢でしたが、この子をおいて死ねないと思ったりもしました。
手術には夫が立ち会ってくれました。
5時間の手術が終わり右乳房は温存し、心配していたリンパへの転移もありませんでした。
でも、がんは3㎝の大きさで転移までぎりぎりの大きさだったそうです。
術後は、10日間の入院生活です。右胸にドレーンをつけて余計な血を取っていきました。
医師の許可がでるまで取りないので、トイレに行く時も食事や寝る時もずっとつけていなくてはならず大変でした。
寝返りもできない状態で腰痛になり、痛くて湿布をしていました。
入院中は、夫と息子が毎日来てくれてうれしかったです。
退院して1カ月してから抗がん剤治療は必要なかったのですが、2か月間土日を除いて毎日放射線治療をしました。
副作用はありませんでしたが、胸の周りが赤くなりヒリヒリして痛くなって少し辛かったです。
その後は、毎日抗ホルモン剤の飲み薬を1日1回内服して、3ケ月に1度ゾラデックスの注射と検査をしています。
注射代が高く1回3万円くらい掛かるので治療費が大変です。
年間10万円くらいなので、医療保険にも入っていた方がいいと思います。
がんになったことで、逆に健康に気をつかうようになったり、家族の絆も深まったように感じます。
主人も定期的に検査に行くようになり食生活も考えるようになりました。
おかしいなあと思ったら、すぐに検査をすることの大切さもわかりました。
1人で悩んでいないで、家族や友人の力をかりてもいいと感じます。
これからも、元気に自分の趣味や友人との付き合いを大切にして毎日を過ごしていきたいです。