ステージⅡの浸潤型乳癌の告知を受けて経過観察中です。【体験ブログ】
私が乳がんの告知を受けたのは、2011年の1月です。
2010年12月中旬くらいのことです。朝起きた時、右胸な痛みを感じ、触ったときに、硬いものを見つけました。
嫌な予感がして、その日のうちに、病院受診しました。
私が受診したのは、個人の産婦人科だったので、エコーで診ていただきました。
結果、乳がんが疑わしいということになり、もっと詳しく調べられる病院に受診することになりました。
そこで、マンモグラフィー、細胞検査を行いました。
検査結果は年明けになりました。この年な年末年始は、なんとも、不安な時期で、いまでも忘れられません。
痛みがあったから、ガンじゃない、でも、ほぼガン確定なんじゃないかと心が揺れていました。
それでも、なんとか気丈に、一人で検査結果を聞きに行きました。
結果、乳ガンの告知を受けます。
ステージⅡ浸潤型で、足が長くでているので、全摘をすすめられました。
いろいろなことが頭をよぎります。ガン=死を連想しましたから、もうこの世の終わりのような気分でした。
また、3月には家を新築し、入居の予定がありました。私は入居できるのか、入居できたとして、引越しはどうするか、ローンの返済をどうするか。
母は五体満足で産んでくれたのに、病気にしてしまった自分が情けなく感じ、悲しくなりました。
家族に結果を伝えると、大丈夫だよ。
治るからと超えをかけてくれたり、努めて明るくしていますが、ショックであることは、見ていて伝わりました。
それを感じてやっぱり私は重病なんだと自覚し、また、落ち込みました。
治療を積極的に受ける気はなかったです。
どうせ死ぬのだから、治療は意味ないし、治るかどうかも分からないし、辛い抗がん剤は受けたくないと、マイナスなことしか浮かんできませんでした。
友達に話をしたときに、なんで死ぬこと考えてるの?まだ、決まったわけじゃないし、今は治療すれば治るからと言われ、ハッとし、やっと治療に前向きになれました。
乳がんになったのには、何か意味があるはず。
命がある限り、精一杯生きよう。たとえ、途中で死ぬことになっても、家族に悲しい思い出を残すより、楽しい思い出を残したいと決意しました。
それからは、できる治療は受けようと積極的にうけました。
手術で右胸全摘、抗がん剤、ホルモン治療を受けました。
一番辛い治療は抗がん剤でした。
4クール行いましたが、体がだるくてしょうがなかったです。
食事で体を起こしているのも辛いくらいでしたから、ほぼ寝たきりでした。
吐き気はあまりありませんでした。味覚障害もあり、苦味を感じてしまって、食べられない時期もありました。
神経障害もでて、手のひらや足裏がピリピリと痛み、辛かったです。
ホルモン治療は更年期のような症状がでました
ホットフラッシュが一時期は酷くならました。
また、血圧が一定に保てないのか、急にめまいがしたり、血の気が引いたようになって、倒れそうになったりもしました。
今は、経過観察になり、元気に過ごせてます。
乳がんになったことで、今まで以上に自分を大事にするようになりました。
今まで当たり前に感じていたことも、有難いことなんだと、感謝もできるようになりました”