乳房一部温存手術、放射線治療、ホルモン療法をしました。【体験ブログ】

私は3年間乳癌の治療を続けました。
私は30歳で結婚をしましたが、すぐに乳癌が見つかり主治医の先生にも将来子ども望んでいるという希望を最初に伝えました。
その際にホルモン療法などで閉経前の生理を止めて治療をした後に生理戻ってくるかそのまま閉経になるかは個人差と年齢も関係するけれどどうなるかはわからない、
また卵子の冷凍保存もあるけれども費用が30~40万円かかるけれども安心材料のひとつになるかなとお話を聞きました。
このお話を聞いて大きい費用はかかるのは難しかったので卵子の冷凍保存は私はしませんでした。
乳癌の治療で乳房一部温存手術、放射線治療、ホルモン療法で閉経前の皮下注射のゾラデックスと毎日飲む錠剤のノルバデックスを私は3年間しました。
一般的には乳癌のホルモン療法は5年が標準のようですが経過次第でもし可能なら3年にしましょうという内容で治療に取り組みました。
更年期障害のような副作用が辛かったです。
治療の期間は薬の副作用がありメインは更年期障害のような症状があり汗が出て突然ボワッと上半身が暑くなったり、顔だけがポッポして汗だくになったと思ったら急に寒くなったり自律神経の乱れが多かったですが、この治療を頑張ったら病気の治療が一段落できて子どもも考えられるのかなという気持ちを励みに頑張りました。
正直癌になった私が妊娠、出産できるのかという疑問もありましたし乳癌治療の後に出産した方の情報が欲しいと当時思っていたのですが、ネットでも少しは確認出来ましたが沢山はなくどうなるのかなと希望と不安がありました。
私の場合は浸潤がんの1cm未満のⅠ期でリンパ節転移がなく治療は経過が良好でして無事にホルモン療法を3年して治療のお休みの許可が出ました。
お休みして経過が悪い場合は治療が再開と主治医の先生に言われました。
休止後半年は体内から薬を抜く期間だと言われ、3ヶ月後ぐらいには自然に月経が再開しました。
ホルモン療法の副作用で体重が術後12kgぐらい増えたのが自然に4kgほど落ちました。
ホルモン療法を終えて大体1年後ぐらいに自然妊娠ができ妊娠中は婦人科の検診と妊娠して女性ホルモンが急激に増えて乳癌の症状が変わる場合があるそうで、乳腺クリニックも2ヶ月に1度通院して様子をみて貰いましたが、乳癌の症状が悪くなったら妊娠継続出来るかどうかという状況になりますと始めに説明されていました。
私は順調に経過が良くそのまま出産になりましたが35歳の妊娠、36歳での高齢出産だったので懸念していた妊娠高血圧症候群になり赤ちゃんの頭の大きさが子宮より大きくなってしまい陣痛誘発薬を使い破水もしたのですが下がってこなく緊急で帝王切開での出産になりました。
生まれた赤ちゃんは2900gでしたが右乳癌の治療でリンパ節を取った側の腕に力を入れれず過ごしてきたので赤ちゃんを抱っこするのも右腕は重く感じてびっくりしました。
片側の左胸のみで母乳をあげました。
また母乳推奨の病院でしたので乳癌の治療をした右の胸は乳管を切っているので母乳がでなく片側の左胸のみで母乳をあげました。
片側のみなので足りない分は粉ミルクを追加して混合で最初の1ヶ月は育児しその後は赤ちゃんが粉ミルクを嫌がるようになり片側のみですが完全母乳で育児をする事が出来ました。
乳癌を経験した私が治療を経て妊娠と出産をした例がありますというのを乳癌患者の方で妊娠出産を同じく希望されてる方にお伝え出来たらいいなという気持ちです。