吐血して病院で検査したらステージ3の胃癌発覚。【体験ブログ】
私の母親は基本的に病院に行く事が嫌な人です。
私たちが母親の身体の事を気にして、病院に行くように言いますと母親は突然怒りだし、どこも体調が悪くないので行く必要ないと言ったりするのです。
母親は専業主婦で特に健康診断も受けたこともないので、私は母親の体調が心配になっていた時の事です。
母親が数日間寝込む時があり、その時には微熱がありしんどそうにしており、私は母親に病院に行こうと言ったのですが完全拒否されてしまい、母親はただの風邪だから数日間寝ておけば治るからと言って病院に行こうとしないのです。
説得が1週間続いて、更に体調は悪化しておりそれでも病院に行こうとしないのです。
そんな時に急に気持ちが悪いと言ってトイレに入り出てきた時には、服に血がついており私は母親にそれはもう病院に行かないと大変な事になると言ったのです。
それでようやく病院に行く決心をしてくれ病院で検査を受ける事になったのです。
この時は血も吐いた事もあり、大学病院の緊急外来に行き検査を受けたのです。
緊急外来ではCT検査、レントゲン検査、血液、尿検査を受けるになりその結果、胃癌である事が分かったのです。病
院に来て初めて母親は医師に前から胃の調子が悪い事を言っていたので、私はこの時になんでもっと早く家族に言わなかったのかと思ったのです。
母親は良く家族の事ばかり気にしており自分の事は常に後回しになっていたので、母親を責める事も考えたのですが、癌になっているのでそこまでは出来なかったです。
母親の告知は母親は自分でわかっており、告知は医師に直接自分が癌ですよねと言って、その場で医師は癌である事を伝えたのです。
この時には母親は覚悟出来ていたそうで特に落ち込む様子もなく、私たちの事を気にして普通通りに接してきたのです。
母親の癌については少し進んでおりギリギリステージ3の診断で直ぐにでも手術は必要であり、他の転移の検査も行う為直ぐには手術は出来ず、癌の進行を抑える為に先ずは抗がん剤治療を行うことになったのです。
抗がん剤治療を受けながら詳しい検査が行われていたのですが、母親は抗がん剤治療で副作用が出てしまい、吐き気が酷く辛そうな顔をしていたのです。
詳しい検査の結果他の転移は認められないで癌は診断通りステージ3であり手術も可能だったのです。
これが他の転移等があった場合に関しましてはステージ4になっていたので、医師からは手術適用外と言われていたので、転移がなく安心したのです。
また、運が良いことに抗がん剤治療に頑張った母親は緊急外来で受けた検査の時よりも癌が小さくなっていたのです。
いよいよ手術の日が来て無事に手術が終わり、術後の容態も安定しており手術は成功したのです。
その後も母親は病院に定期的に通い、今のところ癌の再発もなく元気に暮らしていますし、この事がきっかけで今では毎年のように健康診断に行くようにもなりましたし、少し体調が悪い日がありますと、家族にきちんと言ってくれるようにもなったのです。
また、病院嫌いだったのが今では病院も自分の健康の為と言って病院に自分から進んで行くようにもなったので、家族も安心しているのです。
私自身としましては、母親と毎日暮らしていながら何故気づいてあげられなかったのか、後悔していますし、今後は母親の事も大事にしてあげないといけないとも思ったのです。 ”