肝臓がん チェック項目

「沈黙の臓器」と呼ばれる肝臓・・・症状は出るの?

肝臓に発生した悪性腫瘍のことを「肝臓がん」と呼んでいます。
肝臓には自らを再生する働きがあるため、少々のダメージを受けても症状が出にくく、「肝臓がん」を発症しても初期段階ではほとんど症状が出ないことから、「沈黙の臓器」と呼ばれています。

肝臓は人間の生命活動に欠かせない、エネルギーの代謝や解毒作用といった重要な働きを持つ臓器であるため、この肝臓の活動が停止してしまうことはそのまま生命の危機に直結するので、肝臓には自らを修復する働きを持っているのです。

実際、約3,000億個といわれている肝細胞のうち半数以上が死滅したとしても、肝機能に大きな影響はなく、例えば手術で肝臓を切除したとしても、その4分の1ほどが正常な機能を保って残存していれば、数ヶ月後には機能も大きさも元通りになってしまいます。

このように肝臓には、自己修復機能という他の臓器にはみられない機能が備わっているのですが、その分、障害があってもその症状が現れにくいというデメリットもあります。
したがって、はっきりとした「肝臓がん」の症状が出てきた頃には、既にがんがかなり進行しているというケースも少なくないので、まだ肝臓が沈黙している状態のうちにがんを発見することが重要となります

強いてあげるならば「食欲不振」や「全身倦怠感」、「疲れやすさ」等の症状が・・・

しかし、上記にも書いた通り、「沈黙の臓器」と呼ばれている肝臓に発生する「肝臓がん」は、もっとも初期症状の出にくいがんの1つとなっています。

さらに、肝臓には痛みを感じる知覚神経が無く、比較的大きな臓器であるということも、初期症状の出にくさを後押ししているといえます。

ただ、強いてあげるならば多少の「食欲不振」や「全身倦怠感」、「疲れやすさ」等の症状がある患者もいるようです。



「食欲不振」は・・・

肝臓の主な機能のうちの1つである「消化」機能がうまく働かなくなって起こります。
肝臓は胆汁という脂肪の消化吸収に必要な消化液を作っていますが、「肝臓がん」になるとこの胆汁が作れなくなり、その影響によって食物中の脂肪を消化吸収できなくなることから、「食欲不振」に陥ります。

「全身倦怠感」は・・・

「全身倦怠感」は、食べすぎや運動不足による肥満、ストレス等の原因によって肝臓に負担がかかり、肝臓の機能が低下し、疲れやすくなることから起こります。
「疲れやすさ」も同じ要因で起こります。

その他の症状としては、尿の色が濃い、体がむくむ、微熱がある、便通異常、お腹に体液がたまる、白目や肌が黄色くなる(黄疸)、貧血等の症状がありますが、初期の段階では症状があらわれなかったり、あらわれたとしても微小な異常であったりするので、気づかない可能性が高くなっています。

また、はっきりと自覚できる症状になった時には、既に「肝臓がん」が進行している可能性がありますので、速やかに専門の医療機関を受診するようにしましょう。

40歳を過ぎたら定期的に健康診断を受けましょう

このように「肝臓がん」を、その初期症状だけで早期発見するのは非常に難しいといえると思います。

したがって、普段から自分の体調管理を徹底し、自分の体調の微妙な変化にもすぐに気づくことができるようにしておくことが大切です。
ただ、それだけではがんを早期発見できない場合もありますので、40歳を過ぎたら定期的に健康診断を受けて、肝機能を検査すること欠かさないようにしましょう。




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