アルキル化剤とは?分類や副作用は?【抗がん剤の種類】
【まとめ一覧】アルキル化剤の種類。強力な副作用に注意。
抗がん剤としては非常に古い歴史を持つアルキル化剤。
非常に高い抗ガン効果、殺傷効果を持つことで知られていますが、その反面、強い副作用がある事でも有名ですね。
しかし、最近では強い副作用がない、比較的副作用の少ない抗がん剤が世に出てきました。
今では古くからある抗がん剤と、最新の抗がん剤を合わせて服用することで治療を行うようになっています。
だからこそ、治療前にはしっかりと抗がん剤の種類について学んでいく必要があるのです。
今回はそんなアルキル化剤についてご紹介していきます。
ガン細胞のDNAに作用する効果がポイント
細胞障害性抗がん剤の代表的な薬であるアルキル化剤。
実は第一次世界大戦で使用された毒ガスである「マスタードガス」の研究から派生したのが始まりだそうです。
悲しい歴史から始まったアルキル化剤ですが、抗がん剤としては今なお使われる有用な薬であることは否めません。
そんなアルキル化剤の最大の特徴は「ガン細胞のDNAに作用する効果」でしょう。
さらにわかりやすく言えば「ガン細胞の細胞分裂停止効果」です。
アルキル化剤がガン細胞のDNAと結合し、ガン細胞のDNAをがんじがらめにしてほどけなくしてしまうのです。
これにより、ガン細胞が分裂できなくなるのはもちろんの事、ガン細胞のDNAに異常が発生し、ガン細胞が自滅していくアポトーシス誘導効果も見込めます。
【まとめ一覧】アルキル化剤の種類
■ニムスチン(ニドラン)
>>いろいろながんの治療に適応しているアルキル化剤
■ダカルバジン(ダカルバジン)
>>ホジキンリンパ腫、悪性黒色腫、膵ランゲルハンス島腫瘍、肉腫等の治療に適応しているアルキル化剤
■イホスファミド(イホマイド)
>>ナイトロジェンマスタード系のアルキル化剤に分類
■テモゾロミド(テモダール)
>>悪性度の高い脳腫瘍等に使用されるアルキル化剤
■プロカルバジン(塩酸プロカルバジン)
>>1973年に悪性リンパ腫の治療薬として承認されたアルキル化剤
■ラニムスチン(サイメリン)
>>田辺三菱製薬よりストレプトゾトシンを基本骨格として創薬されたアルキル化剤
■メルファラン(アルケラン)
>>骨髄腫治療薬として承認されているアルキル化剤
■シクロホスファミド(エンドキサン)
>>投与されると肝臓で代謝され、活性代謝物へと変化し薬効を示すアルキル化剤
■ブスルファン(ブスルフェクス、マブリン)
>>アルキル化薬に属する、かなり強力な抗がん剤
しかし、強力な副作用も
前述のとおり、ガン細胞の分裂を停止させ、更には自滅効果まで持たせるアルキル化剤ですが、その強い効果効能の裏には強力な副作用も確認されています。
当たり前ですが、服用前には担当医師からしっかりと副作用の説明を聞きましょう。
そして納得してから服用するようにしてくださいね。
そんなアルキル化剤の副作用ですが、
- むかつき
- 骨髄抑制
- 嘔吐
- 出血性膀胱炎
- 心不全
- 新たにがんが発生する危険
等の強い副作用が確認されています。
特に骨髄抑制に関してはよく見られるアルキル化剤の副作用として知られています。
人間にとって非常に重要な骨髄のDNAがアルキル化剤の効能によってダメージを受けてしまい、結果として白血球や赤血球、血小板等がどんどん減少していってしまうのです・・・
この場合、大いに免疫力が低下するなどの症状が現れ、他の感染症にかかってしまう事もあるので、服用後はしっかりと安静にして、少しでも変化があれば担当医師に逐一相談しましょう。
抗がん剤の副作用を少しでも軽減するために
このように、アルキル化剤は強い効果と副作用を併せ持った抗がん剤です。
骨髄抑制をはじめ、吐き気やだるさ、免疫力の低下等、多種多様な副作用がありますが、その抗がん剤の副作用を少しでも軽減するためにおススメなのがシンゲンメディカル株式会社が発売している「全分子フコイダンエキス」です。
既に115万セットも爆売れしている商品で、ガン細胞抑制効果をもったDBグルコースを中心に、ガンの血管新生予防、抗がん剤の副作用抑制効果などを持った全分子フコダイン、アポトーシス誘導を持ったフコキサンチンを配合した独自成分が配合されています。
副作用に悩んでいる方は是非ともチェックをしてみてください。
抗がん剤の副作用抑制効果等、信頼できる臨床試験結果も公開されているので必見です。