抗がん性抗生物質とは?分類や副作用は?【抗がん剤の種類】
【まとめ一覧】カビから抽出された抗がん剤「抗がん性抗生物質」
植物由来の抗がん剤である「植物アルカロイド」など、抗がん剤の中には他の自然から開発したものも多くあります。
今回紹介する「抗がん性抗生物質」は抗腫瘍性抗生物質とも言われ、、カビ・微生物から抽出された成分を原料とする抗がん剤です。
土壌に含まれるカビ等から抽出した成分が、ガン細胞を攻撃する効果を持っており、高い効果があるとして利用されています。
しかし、逆にみると骨髄抑制などの重度な副作用が発生しやすい事も特徴であり、服用前にはしっかりとした説明を聞くようにしましょう。
ガン細胞の増殖に必要なDNAの合成を妨害する効果
ガン細胞はもちろんのこと、健康な細胞は成長と共に細胞分裂を繰り返していきます。
ガン細胞はこの細胞分裂の作用が異常を起こし、無秩序な増殖を繰り返していくことで転移をしていくとされています。
この細胞分裂で重要なものが遺伝情報をもつDNAやRNAの分裂・再合成です。
そして抗がん性抗生物質の最大の作用は、「遺伝情報をもつDNAやRNAの分裂・再合成の阻害」という事が挙げられます。
抗がん性抗生物質がDNAやRNAと結合し、分裂・再合成をさせないようにしてしまうのです。
細胞分裂で重要なDNAやRNAの分裂・再合成が行われないのですから、おのずと癌細胞が縮小したり、自滅していく・・・というわけです。
抗がん性抗生物質には多数の種類があり、作用も異なってきますが、基本的には上記のような「DNAの再接合、複製を抑制、破壊」を作用機序としています。
【まとめ一覧】抗がん性抗生物質の種類
■イダルビシン(イダマイシン)
>>白血病の寛解導入両方の初期治療として活用される抗がん性抗生物質
■アムルビシン(カルセド)
>>主に小細胞肺がん、非小細胞肺がんに活用される抗がん性抗生物質
■アクラルビシン(アクラシノン)
>>心臓への副作用を軽減する目的で開発された抗がん剤
■アクチノマイシンD(コスメゲン)
>>1940年、抗がん作用を持つことが世界で初めて確認された抗生物質
副作用として強い骨髄抑制を引き起こします
「DNAの再接合、複製を抑制、破壊」を作用機序とする抗がん性抗生物質ですので、効果も強い反面、強い副作用もあることを認識しておきましょう。
ガン細胞だけに作用すればいいのですが、どうしても健康的な細胞まで「DNAの再接合、複製を抑制、破壊」が作用してしまうのです。
特に最も大きな副作用が「骨髄抑制」でしょう。
赤血球、白血球、血小板が作られる骨髄の細胞に抗がん剤が作用してしまうため、免疫力の低下等が発生し、結果として他の感染症になってしまう可能性があるのです。
なお、その他の副作用としては
- 嘔吐
- 心臓障害
- 低血圧
- 食欲不振
- 脱毛
- 肝障害
- 血尿
- 肝障害
- 口内炎 etc…
等の多種多様な副作用が確認されています。
なお、上記は各種ある抗がん性抗生物質の副作用をまとめて表記していいます。
前述のとおり、「DNAの再接合、複製を抑制、破壊」を持っている抗がん剤はいわば「毒をもって毒を制す」のです。
ですから、抗がん剤による症状や服用する抗がん性抗生物質の種類によっては他の副作用もあるので、必ず担当医師に服用する抗がん剤の確認と、効果効能の確認、副作用の確認をするように心がけてください。
抗がん性抗生物質の副作用を少しでも軽減するために
抗がん性抗生物質は強い効果の反面、強い骨髄抑制の副作用があるなど、一長一短の抗がん剤です。
また、強い骨髄抑制だけではなく、吐き気や下痢、免疫力の低下等、多種多様な副作用がありますが、その抗がん剤の副作用を少しでも軽減するためにおススメなのがシンゲンメディカル株式会社が発売している「全分子フコイダンエキス」です。
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