停留睾丸になった愛犬。寿命を全うするまで【ペットの癌体験記】

愛犬りゅうはペットショップから生後3か月程で我が家にやってきたやんちゃ盛りの柴犬でした。
購入時に予め仔犬が受ける狂犬病やジステンパーなどのワクチン接種済だったのを覚えています。
ペットショップを通してあまり大きくなりませんと伝えられていましたが、1年もすると紀州犬かと思うほど大きく成長しました。
その時点で「歯が少ない」事に気が付きました。
でもブリーダーさんからの記録で両親とも純血種と記されていたせいかもしれないと、当初は純血種同士なので血が濃くなった事による一種の奇形かなと感じました。
それと同時に一歳をすぎても睾丸が1つしか降りてこないのも同様の理由からだろうと勝手に想像していました。
今から考えれば一度獣医へ連れて見せるべきだったと思いますが、とにかく気が弱くて怖がりな性格だった為クリニックへ連れていく事を躊躇してしまったんだと思います。
その後も病気にかかる事もなく元気一杯に過ごして来て、6歳になるころ頻繁に内股を舐めている場面を目にする様になったのです。
別に珍しい事ではないと思いながらも丁度足の付け根辺りを丹念に舐めているので虫刺されでもあるのかなと思い少し触って観察してみました。
色は綺麗な薄いピンク色で見た目には掻きむしった後も無い状態でしたが、触ろうとするとりゅうも気になるらしく甘噛みするような仕草をして「さわらないで」と意思表示している感じでした。
丁度鼠径部あたりにお椀のような丸い膨らみがある事がみてとれたのです。
それからしばらくりゅうの股間の様子を観察するようになって半年も経ったころ、寝転んでお腹を見せている時にうっすらと下腹部の、丁度鼠径部あたりにお椀のような丸い膨らみがある事がみてとれたのです。
皮膚の変色は無く相変わらず薄いきれいなピンクの肌だったので皮膚炎ではない事は一目でわかりました。何だろうと思って少し触れるとなんとなく貼りのある丸いものが中に入っているような感触でした。
りゅう自身はというと、いつもとあまり変化はなく不機嫌、食欲がなくなる等のいわゆる病気の症状はない状態でした。
そこですぐにお医者様にかかる必要無しと感じ、次の土曜日にでも相談に行ってみようと決めました。
鼠径部の腫物は立ち上がると全く外側からでは目視で確認できませんでした。
愛犬の異変に気付いたものの特に日常に不便を感じさせる事も無かったためクリニックがお休みだったとか、私自身が忙しくて時間が取れなかったりで中々受診出来ずにいる内に鼠径部の出来物が段々と大きくなってきている事にも最初は気づく事が出来ませんでした。
出来物に気づいて1か月が過ぎさすがにりゅうが横になって休んでいる姿をじっくり眺めていた時にお腹の脇にソフトボール玉大に出っ張りだしている様子に「これは普通じゃない」と頭の中で警笛がなった気がしました。
さっそく翌日仕事を休みクリニックへ連れて行き犬をお医者様へ見せる事ができました。
医師は簡単に犬の腹部、鼠径部の出来物と陰嚢をチェックをすると「停留睾丸ですね。片方がお腹の中で癌化している」と淡々と診断結果を説明しました。
あまり珍しい事ではありませんと説明しながら、「手術をして摘出すればとりあえずは大丈夫なんだけど」医師はそのまま暫くりゅうを眺めてだまっています。
「手術をすれば治るんですか?」尻切れトンボのような会話を確認するために聞き直すと、医師は少し間を開けてユックリ私が理解できるように説明をしてくれました。
内容的には病気は手術をすれば治る可能性はある。
但しこの犬は精神的に弱くて手術後にクリニックに入院させる事は難しい。
実際に手術が成功してもその後元気を取り戻す前に精神的に弱って死んでしまう事も事例をしては多くある、との事でした。
確かにりゅうは気弱でクリニックに連れて行った時も興奮状態で発狂寸前でした。
その様子を観察して言われているだけに手術は無理だとわかりました。
無理な治療は止め寿命を全うさせる事にして一緒に帰ったのですがりゅう自身は天にも昇るような喜び様に複雑な心境で見つめるその歩き方は出来物が邪魔なのか後から見ても変でした。
りゅうは最後まで機嫌よく生きていましたが、その後1年程たったある日の夜全身けいれんを起こしてこの世を去りました。
今で言うぴんぴんコロリの様な感じです。
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