21歳で卵巣がん。その後の手術、治療のすべて【体験ブログ】
私は21歳で卵巣がんになりました。
卵巣がんだと分かったのは20歳。
妊娠した時のことでした。
初めて妊婦検診の際にエコーを撮った時のこと。
お医者さんに「赤ちゃんは元気で良かった、でも卵巣が腫れている」と検査した時に見つかりました。
その時のお医者さんには、「まだ小さいし、時間が経てば治る人がほとんどだから大丈夫。」と言われ、安心していました。
それがお腹の赤ちゃんが大きくなるにつれて、私の卵巣も大きくなる一方。
その為、詳しく検査した方がいいと言われ大学病院に紹介されました。
今まで大きな病気にはかかったことがなく、大学病院という大きな病院で診察するんだなと思うと段々怖くなる自分がいました。
そして、血液検査・尿検査、CT検査・MRI検査、レントゲンと検査していくうちに先生からは「卵巣嚢腫」と診断されました。
このままでは、出産する際に赤ちゃんに影響が出てしまう為手術することになりました。
手術方法は、腹腔鏡手術。
比較的小さな傷で手術が出来るとのこと。
入院日数は1週間と短く身体に負担がない手術方法になりました。
入院し、手術をしました。
無事成功。赤ちゃんも元気でした。
赤ちゃんが元気か赤ちゃんの心臓音を聞くことに・・・
初めて聞いた時は涙が出るくらい「あっ、赤ちゃん生きてる・・・。元気で良かった」と今でも覚えています。
そして、手術後の歩行練習・・・。
なかなかしんどいものがありました。
まず座るのがやっと。
痛みは例えると腹筋が普段より100倍くらい筋肉痛になった感じです。
看護師さんに支えながらも1歩、2歩とふらふらしながら歩いていたと思います。
2、3歩でハァハァと息切れしていました。
なんとか1番近くのトイレに行くのがやっと。
日数が経つにつれて歩けるようになりました。
点滴台なしでも歩けた時はなかなか感動しました。
そして無事退院出来たのです。
しかし、退院する時に病理結果の日数について話された時の先生の顔の曇り具合は、良くない結果だとその時察したのです。
いよいよ、病理結果が出た日。
病院結果の2、3日前に担当医から電話がありました。
「その日は誰かご家族様と来るように」と。
その時に確信しました。良くない結果なんだと。
結果は・・・、卵巣がんステージ2cでした。
その結果を知らされた時は、号泣したのを今でも覚えています。
自分が病気になったことよりも赤ちゃんとのお別れを決断しなければいけないことに絶望しました。
悔しくて何度も泣きました。
これから堕児、手術、抗がん剤治療と辛いことばかり始まったのです。