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父は胆管がんになって、亡くなりました。余命と告知。【体験ブログ】
手遅れの状態で胆管がんが発覚しました。
胆管がんは見つかりにくい場所で、見つかったときには手遅れになっていると言われる場所です。
父も手遅れの状態でした。
父は、72歳の誕生日目前でした。毎日仕事に行ったり、家庭菜園をしたりと元気に過ごしていました。
ある日突然食欲がなくなり、母に食べられないと言い出しました。
特に持病のなかった父は、通院していなかったために家でそのまま様子を見ることにしました。
その2日後の朝、顔色が悪くなったのです。
父が出勤するために外に出たときに、母が太陽の下で父の顔を見ると、青白い顔をしていました。
仕事に行かず病院に行くように言ったのですが、仕事に行ってくると父はそのまま仕事に行ってしまいました。
仕事に行ける元気があったのです。そして、その日の夕方にやっと内科に行きました。
病院では診察時に、先生から家には帰らずこのまま総合病院へ行くようにと言われたそうです。
父は、そのまま近くになる総合病院へ向かいました。
総合病院へは、内科の先生が連絡を入れてくれていたために、すぐに診察をしてくれました。
青白い顔は、胆管が詰まっていて皮膚の色が黄色くなったきたためでした。
そして、そのまま内視鏡による手術が始まりました。
詰まっている胆管にステントを入れて胆管を広げて胆汁を流すためです。
この治療法は、父が受ける3年前に保険適用になった治療法で、この治療方ができる前はこのまま死んでいたそうです。
この時点では、父は命を助けてもらいました。
胆管が詰まった原因を調べるために、しばらく入院になりました。
その後、結果が知らされたのですが、胆管はがんによってぐちゃぐちゃになっており、網状のステントが患部を広げて隙間から胆汁が流れている状態でした。
胆管がんは小さな部位で胆管にがんができると周りに広がっていきます。
父のがんも広がっていました。
しかし、CTに映る範囲では周りの臓器とともに手術をして、がんを切除できると思い手術を受けることになりました。
胆管が詰まって1か月後、手術を受けました。
しかし、切除できる範囲を超えていたためにがんは切り取ることができませんでした。
抗がん剤で、がんが広がるのを抑えることになりました。
本人にも告知がしっかりとありました。
切除できなかったこと、抗がん剤で治療になること、そして余命の説明もありました。
しかし、まだまだ生きたいと願っている父は、余命の受け入れは難しかったようです。
どんな治療でもするからがんを治してほしいと頼んでいました。