健康診断 定期検診

「看護師さんなら、自分の病気も、見つけやすい」と思われがちですが、むしろ逆かもしれません。

とにかく仕事が忙しく、職場と自宅を往復するだけの日々。体調が悪い、疲れがたまっていると感じても、それは仕事のせいだと、思い込んでいました。

癌が発見される1年ほど前からでしょうか、これまで病気らしい病気をしたことがなかった体に、さまざまな異変が現れ始めました。
まず、はじめに起こったのは、全身に赤い斑点ができて、強烈なかゆみを伴うという症状。

勤めていた病院で、アレルギーらしいと診断され、内服治療を行いましたが、一向に改善しません。

かゆみを抑えるために保冷材で、身体を冷やしながら仕事をするという過酷な状況でしたが、2週間ほどで、なんとか改善し、ほっとしたのもつかの間。

 今度は、歯茎から膿が出始めるという症状が。

あわてて歯科を受診すると、歯槽膿漏の初期状態だと言われ「最善は尽くすが、最悪、抜歯の必要がある」と説明されました。
症状にショックを受けたのはもちろんですが、それ以上に衝撃だったのは、治療のための高額な出費。

そんな思いが通じたのか、最終的には、抜歯は免れることができたました。

しかし、ハミガキには人一倍気をつかっているのに、こんなことになるなんてと、釈然としない思いが残りました。

あきらかに違和感のある、はっきりとしたしこりを見つけた

その後も、アレルギー性鼻炎の症状が悪化して、耳鼻科に通院し続ける羽目になったり、目の奥の網膜と言う部分に穴が開いており、その場でレーザー治療を行って、あやうく失明という事態を免れたりと、いろいろな不調があらわれました。

ここまで、不調が続けば、看護師として「ちょっとおかしいのでは」と思うべきだったのでしょう。
でも、私はまったく気づきませんでした。



もしかしたら、精神的にも、正常な判断ができないような状況に陥っていたのかもしれませんね。

そんなある日、お風呂から出て、ふと自分の左胸に触れた時に、その姿勢のまま、動けなくなりました。
あきらかに違和感のある、はっきりとしたしこりを見つけたからです。

直感的に「これは、まずい」と思い、次の日にすぐ、乳腺外来を受診しました。

結果は乳がん。すぐに手術を行い、放射線治療、抗がん剤治療を行い、現在でもホルモン剤の内服治療を続けています。
幸い、再発はみられておらず、手術も腫瘍部分のみで済みましたので、胸を全摘せずに残すことができました。

 3年たった今でも「もしあの時気づかなかったら」と思うとぞっとします。

でも、なぜ気づくことができたのか、乳がんの疑いなどみじんも持っていなかったし、検診の意識すら全くなかった私が、どうしてあの時、自分の胸に触れてみたのか、不思議でなりません。

理屈では説明できない、何かの力が働いたとしかいいようのない、まさに奇跡ともいえる出来事でした。
あのことを思い出す度、今自分がこうして生かされていること、それにどんな意味があるのか、考えさせられます。

今回、この記事を書くに至ったことも、その意味の一つなのかもしれない、そんな風に考えたりします。




関連記事

全分子フコイダンエキス 口


【おすすめ まとめ記事】



免疫力上げる方法 一覧

癌 食事 食べ物

癌 飲み物 お茶 おすすめ

カテゴリー

おすすめ記事

  1. 腎細胞がん
    発生率は女性の2~3倍といわれる腎細胞癌(がん) 腎臓は長さ約10cm、幅約5cm、厚さ約3c…
  2. 癌 手術
    ANK=ナチュラルキラー細胞でがんを治療 がん細胞を攻撃する免疫細胞にはがん細胞を異物と認識し…
  3. 胃癌 チェック項目 初期症状
    日本人女性の死亡者数がもっとも多いガンのランキング紹介 現在、日本人の死因の第1位はがんとなっ…
  4. アガリクス_ヒメマツタケ
    しっかりとした科学的根拠があるキノコ「ヒメマツタケ」 日本癌学会、日本薬理学会をはじめ、各種機…
  5. p53誘導体認証というマークの付いた食品
    シンゲンメディカル株式会社が独自開発した成分「p53誘導体」。 ガンの治療中の方、抗がん剤の副…
  6. フコキサンチン
    超貴重成分!アポトーシス誘導を促すフコキサンチンとは? 最近、癌業界や健康業界で大いに聞くよう…
  7. 癌細胞を消し去る効果が期待できるキングアガリスク ガン予防、ガンの再発防止、抗がん剤の副作用軽…
  8. ピロリ菌は比較的新しく発見された菌であり、胃に常駐しています。 ピロリ菌は、最悪の場合は胃がん…
ページ上部へ戻る