だいたひかるさんの場合は?【癌の芸能人・有名人】
乳がんにより右胸を全摘出したことを公表しただいたひかるさん
だいたひかるさんは、よしもとクリエイティブ・エージェンシーに所属している日本の女性お笑い芸人です。
埼玉県東松山市出身であり、R-1ぐらんぷりの初代チャンピオンでもあります。
そんなだいたひかるさんは、2016年12月に日本テレビのテレビ番組「ミヤネ屋」に出演した際に、乳がんにより右胸を全摘出したことを公表しました。
だいたひかるさんには離婚歴があり、現在の夫である小泉貴之さんと再婚しました。
それ以降は、芸能活動をセーブして妊活や主婦業に集中しており、そのため、最近ではテレビで見かけることも少なくなっていました。
そんな中、だいたひかるさんは2016年の初め頃に乳がん検診を受けます。
すると、乳がん発症の疑いがあったため、組織検査等の本格的な検査に進むことになり、恐怖感や不安感は高まったそうです。
夫の小泉貴之さんは、そんなだいたひかるさんの不安を取り除くべく、懸命に寄り添っていたそうです。
しかし、その検査の結果は乳がんのステージⅡAであり、リンパ節に転移しているかどうかは手術してみないとわからないというものでした。
このステージⅡAの具体的な状態としては、しこりの大きさが2cm以下で、わきの下のリンパ節への転移がある場合、またはしこりの大きさが2~5cmでわきの下のリンパ節への転移がない場合という状態になります。
そして、だいたひかるさん夫婦は、右乳房の全摘出手術を受けることを決断します。
だいたひかるさんの乳がん摘出手術自体は、無事に成功しました。
しかし、ここで懸念していたリンパ節への転移が判明。
そのため、ステージもⅡBとなり、わきの下も切除し、腫瘍は周りの組織と一緒に45mmの塊を取り出すという、大きな手術となりました。
その術後、だいたひかるさんはすぐに抗がん剤治療に入りました。
人間のリンパ節には、全身の老廃物を体の外に出すという働きがあります。
そのため、そこに癌細胞が転移してきて入り込んでしまうと、結果的に全身に癌細胞が回ってしまうことになります。
そのような状況になってしまうと、体のどの部分で、いつ癌が再発してしまうかわからないという状態になってしまいます。
したがって、リンパ節に癌が転移するのは怖いということになるので、だいたひかるさんは手術後にすぐに抗がん剤治療に入りました。
抗がん剤治療によって癌細胞の働きを弱め、転移や再発を防ぐねらいがあります。
その後、だいたひかるさんの抗がん剤治療は2016年10月に終了しました。
ただ、抗がん剤の副作用によって、まず、二日酔いのような気持ち悪さがあったそうです。
抗がん剤の投与から1週間は嘔吐・倦怠感・悪心が強く、食欲が出なかったようです。
また、爪の変形・黒ずみ、脱毛、全身の筋肉痛といった症状も発生したとのことです。
さらに、歩くことも辛いほどの関節痛にも襲われたそうで、「人間の関節ってこんなにあるんだってくらい節々が痛かった」と話されています。
抗がん剤治療を終えた後は、3ヶ月に1度の通院と、1日1錠のホルモン剤の服用で経過観察中だそうです。このホルモン剤による治療は5年ほどは続くようですが、癌とゆっくりと向き合って、夫婦で支えあっていってほしいなと思います。