食品添加物の影響は?【癌の原因:発がん性化学物質】

食品にも発がん性物質が含まれているのですが、それらは主に食品添加物に含まれています。
食品添加物に含まれている、亜硝酸ナトリウム、アスパルテーム、アセスルファムK、タール系の合成着色料などは発がん性が疑われている代表的な添加物として有名となっています。
亜硝酸ナトリウムには、食材の色が黒ずむのを防ぐ作用があるため、明太子、数の子、たらこといった塩蔵魚卵類によく使用されています。この亜硝酸ナトリウムは、筋肉色素であるミオグロビンと反応して、発がん性物質であるニトロソアミンに変化してしまいます。このニトロソアミン類は、酸性の条件下のもとで発生しやすいという特徴があります。
そのため、胃酸が分泌される胃の中で生成されやすいと考えられています。
また、亜硝酸ナトリウムはハムやソーセージにも使用されています。
国際ガン研究機関(IRAC)は、2015年10月に「ハムやソーセージなどの加工肉を1日50グラム以上摂取すると、大腸がんのリスクが約18%上がる」という見解を発表しましたが、これは亜硝酸ナトリウムの影響を考慮して発表したのではないかという見方もされています。
このように、塩蔵魚卵類やハム等に亜硝酸ナトリウムが使用されていることから、これらの食材を使用した、コンビニのおにぎり、サンドイッチ、お弁当なども食べると危険であると考えられます。
ただ、これらのお弁当等にも亜硝酸ナトリウムを使用していないものもあるので、表示を確認してから購入するようにしましょう。
アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースといった合成甘味料にも要注意
アスパルテーム、アセスルファムK、スクラロースといった合成甘味料は、カロリーが少なかったり、カロリーがゼロであったりするため、カロリーオフ飲料によく使用されています。
そのため、肥満や糖尿病を気にしている男性や、ダイエット中の女性を中心に人気があり、健康に良いと思って飲んでいる方も多いのですが、まず、アスパルテームは脳腫瘍や白血病の原因となると指摘されています。
アセスルファムK、スクラロースにちては、自然界には全く存在しない化学合成物質となっています。
そのため、人間の体内に入ると分解されず、異物として体内をいつまでもグルグルめぐり、その過程で肝臓や腎臓にダメージを与えて免疫力を低下させてしまいます。
これらの成分はどのような成分かというと、まず、アスパルテームはアミノ酸のL-フェニルアラニンとアスパラギン酸、劇物のメチルアルコールを結合させたものです。
アスパルテームは、砂糖の180~220倍の甘味を持っているといわれています。
スクラロースは、ショ糖の3つの水酸基を塩素に置き換えたもので、農薬を開発している際に発見された成分です。
砂糖の約600倍の甘味を持っており、有機塩素化合物の1種です。
この有機塩素化合物には、猛毒ダイオキシン、カネミ油症事件を起こしたPCB(ポリ塩化ビフェニル)、農薬のDDTやBHCなどがあり、スクラロースも同じ毒性物質です。
アセスルファムKは、砂糖の200倍の甘味を持ち、消化酵素で分解されない、ドーナツ状の化学構造を持っている、自然界には全く存在しない人工的な化学物質であるなど、中国でおきた「粉ミルクメラミン・混入事件」のメラミンと共通の特徴を持っています。
また、アセスルファムKは分子量が小さいため、腸からそのまま吸収され、肝臓を通過して体内をグルグル廻って腎臓に達してしまいます。
また、タール色素は合成着色料で、赤色2号、青色2号などの名称で表記されており、全部で12品目あります。
タール色素は、食品のほか、口紅などの化粧品に使われることもあり、自然界にはない化学合成物質です。
そのため、発がん性のあるものが多く、胎児に悪影響を及ぼすものもあるそうです。
このように食品添加物には、発がん性があるものも多いです。
自分だけでなく家族の健康も守るため、食品の添加物をチェックする習慣をつけるようにしましょう。